【名探偵コナン】零と景の非日常

上司と部下 ページ5

「……………」




最近オレは物凄く不満を抱えている。
いや、まぁ仕方の無い事だと思ってる……

いやだって！最近仕事詰めで、現場に出たりとかして泊まり付も多いし……
組織の方でも女相手に仕掛けることも多いし、ハニトラは女の仕事だろ…！！




「女相手なら簡単に好きとか、可愛いとか言ってるくせに…………」




ブツブツと言いながら書類にコピーを通す

確かに最近ではオレも個人で動くことも多いし、零は風見さんとばっかり組んで行動してるし……いや、まぁそれに関しては零が選んだ相手だから仕方ないと思うけど
後から公安に配属されるようになったから仕方ないと思うけどさ…………




「オレだって……零の傍てもっと色んな事したいっての」


零「僕がなんだって。諸伏」


「おうわｯ…！！？」



背後から話しかけられ驚いてコピー済の書類を床にぶち撒ける




零「ｯたく、何をやってるんだ」


「すっ、すみません！」




散らばった書類を拾うために座り込む

こうして職場で話しかけられるのは嬉しいけど、敬語なんだよな……
まぁ上司と部下って関係だから仕方ない所もあるけど、何かこう……壁を作られているようなそんな感じが凄く嫌だ




零「…………諸伏、お前少し休め。顔色が良くない」


「っ…い、いえ……大丈夫です。すみません、オレ次の仕事があるので」


零「景。」


「っ……」


零「良いから休め……今日は早く帰れそうだから一緒にご飯食べよう」


「ｯ！……本当？！」


零「ｯフ……あぁ。だから体調を万全にしておけよ。」


「う、うん……分かったよ」


零「今夜は沢山可愛がってやるからな」


「ひぇｯ…！！///」




書類を頭に置き、耳元で誰にも聞こえぬような声量で呟かれブワッと全身に熱が回る
そんなオレに笑みを向け、頬に軽く口付けされる




零「あとはお預けだ。さっ、もう少し頑張れよ諸伏」


「ｯは、はい///」




零のバカ……っ///

2人きりのお休み→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す