*バレンタイン ページ14
「零ぉ……オレのチョコ、食べて?//」
零「はわ…」
思わず間抜けな声が漏れた。
目の前には何故か服を来ておらず身体にピンクのリボンを巻き所々にチョコを付けた景が居た。
頬は紅潮し上目遣いで僕に迫って来る。
ズルッと全身の力が抜けベットに倒れ込む
「ねぇ、零ッ……舐めて?//」
口元にチョコでコーティングされた胸を突き出される
景はこういう事をしないって分かっているのに、思考とは裏腹にゆっくりと舌を伸ばした
「んぁっ!//」
零「んっ……ふ…」
「あっ、んんッ…零の舌、気持ちッ…いぃ//」
頭上で景の上擦った声が聞こえ、ふわっと身体を撫でられるような感覚にグッと眉を寄せる
零「っは…ひろ…」
「んぅっ、ふっ……ねぇ零…まだ、チョコ余ってるんだぁ…//」
零「…………ぇッ」
「零も、一緒に甘くなろ……?//」
零「えッ、ちょッ…な、ゆ、湯気だって……!」
片手に鍋を持ち湯気がもくもくと上がっていた。
サーっと血の気が引く感じがして、抵抗するにも間違えて景に掛かったらと思うと動くことが出来ない
「零……美味しく食べてね?」
零「ひッ!景光!ちょッ…!うわぁあッ!?」
チョコがゆっくりとスローモーションに見えて勢いよく起き上がった。
零「あっ、あれ……ゆ…夢かぁ…………」
「あっ、零起きたか?」
零「ッ!ひ、ひろ…ッ」
「今日バレンタインだろ?零用にあまり甘くないケーキ作ったから一緒に食べよう」
零「ぇッ、ちょ、チョコ…か……?」
「え?チョコもあるけど……」
零「そ、そっか……」
「………もしかして、要らなかった?それなら萩原達にあげるけど」
零「い、いや!僕が全部食べるから!」
「そ、そう?それなら良かった!零の為に一生懸命作ったんだ。だから嬉しい」
零「ッ!!ご、ごめん景…」
「えっ?」
零「(変に疑ってすまん景……)」
謎の罪悪感にワンホールのケーキを全部食べた。
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つぐみ - 心がポカポカしました!更新ありがとうございます! (2022年12月25日 0時) (レス) @page10 id: 2946bee666 (このIDを非表示/違反報告)
つぐみ - クリスマス寒波ですごく寒いですね。寒くて凍えるので、零景のクリスマスか年越しのお話で暖めていただけると嬉しいです!ご検討お願いします。 (2022年12月23日 22時) (レス) id: 2946bee666 (このIDを非表示/違反報告)
つぐみ - 新妻エプロンを着てお約束の台詞を言った時の景くんは、きっと可愛さが天元突破してた。零さんがうらやましい…! (2022年12月15日 23時) (レス) @page8 id: b9f39745af (このIDを非表示/違反報告)
みらい@マサイ(プロフ) - つぐみさん» つぐ様ではないですか!一緒だ⸜(*ˊᗜˋ*)⸝ ほのぼのも良きですねぇ…新婚夫婦的な感じの! (2022年12月10日 21時) (レス) id: 2f0572d427 (このIDを非表示/違反報告)
つぐみ - 零景、私も好きです!2人でお家ごはんとかも見てみたいです。お味噌汁は必ず景(嫁)が作るとか。 (2022年12月10日 20時) (レス) @page2 id: b9f39745af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みらい@マサイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mirai1212
作成日時:2022年12月10日 7時