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32 st ページ34

『江戸川くん!今だ!行って!!』


コ「ッ……!!」




ナイフで零を応戦し食い止めている間に江戸川くんに通り抜けてもらう
そんな江戸川くんを抑えように切り替える零の方に拳銃を撃つも、当たるか当たらないかのギリギリの所で回避された




『他の子を見て余所見するなんて、嫉妬しちゃうなぁ』


バ「これは失礼……所で、あの子供を1人で行かせてもいいんですか?」


『えぇ。どうせあの薬品庫で待ち構えているんでしょう。ジンが』


バ「ご名答。」


『だろうね……その事も彼は知っているよ。だから私も早く行かないと』


バ「この僕から逃げられるとでも?」


『勿論思ってないさ、だから逃げないよ。私は私のやり方でお前を超える』


バ「どうやって?」


『ん?こうやって』




ニコリとごく自然な笑みをバーボンに向け、自身の持っていたナイフを頸動脈に当てる
バーボンの表情が変わり、それを見て一気にナイフをスライドさせた。




『っ……!』


バ「なッ……」


『だよね……知ってたよ。』




動かそうとしたナイフがバーボンの手によって止められた
薬品の匂いに混じり血の匂いが鼻をくすぐる




バ「何してるんだ!死ぬつもりか!!」


『バーボンなら止めると思ってたよ。』




一か八かだった。
もし零が私を止めたらそれはそれでいい
止めなければ、私はそのまま果てるだけだった……
私がここまでする理由は、零が居たから。
その零が止めないのなら私は守るための物が全てなくなるだけ、もうこの世界に留まる意味もない




バ「っ、ふざけるな!もし僕が止めなければどうなると思って……!!」


『その時は私は死ぬだけだよ。』


バ「なッ……!」


『でもありがとう。期待を裏切らないでくれて』


バ「薬の事は僕が何とかする。だから…頼むから無茶はしないでくれ……頼む、A…………」


『……もう手遅れだよ。』




私の腕を掴みながら視線を合し下を向く。
そんな姿の零を見て、私はポケットから睡眠ガスを取り出して零の顔に向けて噴射させた
直接受けたのもありグラッと身体を傾く




『零…生きてたらまたあの場所で………』


バ「A……っ…………」




床に倒れ込む零を壁側に寄せて零の額にキスをした。




『じゃあね。零』




生きていたら、また私達の家で…きっと…………

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設定タグ:名探偵コナン , 安室透 , 降谷零   
作品ジャンル:恋愛
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まみこ(プロフ) - 完結おめでとう〜!!あれ、私みらいさんの作品にコメントすんの何作目だろw (2022年12月11日 0時) (レス) @page42 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みらい@マサイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mirai1212  
作成日時:2022年6月4日 16時

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