25st ページ27
『これが私が持ってる全ての情報。』
コ「安室さん…いや、降谷さんとはどう言う関係」
『降谷さんって?』
コ「知らないわけないよな。安室透が降谷零だとよ」
『工藤くんが何を言っているのかは分からないけど、私は安室さんに拾われたんだよ。子供になった私をね』
コ「安室さんが?」
『そう…勿論事情は話した上で……私には帰る家もなかったから』
静かになった空間が流れる
私には帰る家はない。正しくは帰れる家がない…の方が正しいのかもしれないけど
この格好で自分の家に帰ることはリスクが高すぎる。
『そしてこれが薬の情報。100%ではないけどね。』
コ「薬の副作用に…効果時間……灰原が言ってたリストか………」
『私が薬を飲まされる数ヶ月前に謎の液体を飲まされた。貴方もそうなんじゃない』
コ「俺の時は後ろから殴られてからアポトキシン4869を飲まされた。水だと思っていたのがそれか…」
『誰かが工藤くんの欄を"死亡"に書き換えてくれていたお陰で私も死んだ。と解釈された。
ジンは私の生死を確認するまでもなく、確信して帰っていったからね。』
コ「となるとジンはこの薬で小さくなった事をまだ知らない」
『そういう事になる。そして、私は組織のアジトの場所を知っている。勿論薬を製作している場所も脳に入ってる。』
コ「………随分と記憶力がいいんだね。」
『言い方を変えれば頭がいい。かな。工藤くんより勝る自信がある』
コ「言ってくれんじゃねぇか」
『今、江戸川コナンを名乗ってる状態でコナンとして解決している事件も少なく無いみたいだけれど、子供を振る舞い毛利小五郎の身体を借りて、"眠りの毛利小五郎"として事件解決に結びついている今、
私は君より劣ってるとは言わない。
組織の中でも上位に入る程の頭脳を持っているからね。
その代償か分からないけど、体力は皆無だけどね』
コ「………組織は、俺と灰原についてどこまで知ってるんだ」
『工藤新一は死亡したと見られている。けれど宮野志保はまた生きていると推測されてるよ。なんたってその結果を伝えたのは私だからね』
ニコリと笑みを向けると眉をひそめ私の目をジッと見つめる
そう。少しの警戒心は持っていて。
私を信じ切ることはしないで
疑って
警戒心を持って
信用しないで
私も君を信用したくないから。
大事な物を増やすのは、もうゴリゴリだ
502人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まみこ(プロフ) - 完結おめでとう〜!!あれ、私みらいさんの作品にコメントすんの何作目だろw (2022年12月11日 0時) (レス) @page42 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みらい@マサイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mirai1212
作成日時:2022年6月4日 16時