検索窓
今日:24 hit、昨日:59 hit、合計:88,866 hit

11st 零side ページ12

零「ふぅ……やっと終わったな………風見お疲れ」


風「まさか次々と仕事を振られるとは思っていませんでしたね…」


零「上の無茶振りも大概にして欲しいな」


風「それだけ降谷さんが頼られてるって事ですよ。」


零「優秀な部下を持っての事さ」


風「降谷さん…!」


零「僕の方から上に報告しておくから、風見は先に休め。」


風「いえ!!私がやっておきますので降谷さんはお帰りください。待ってくれている人がいるんですよね」


零「………すまない。感謝する。」


風「それじゃ降谷さん。お疲れ様でした。」


零「あぁ、お疲れ様」



風見を警察庁まで送り届け、風見の言葉に甘え僕は帰路に着くことにした。
仕事をしている間にもAとは個人的に連絡を取っていたけど、時々料理の写真が送られてきていた。
けれど一時期返信が来ない時があった。
さほど不安はなかったが、変な胸騒ぎがして気が気じゃない。

速度ギリギリまで上げ車を走らせる。
Aに「もうすぐつく」とは連絡は入れてある。

後は家に帰るだけ。
結局1ヶ月も待っていて貰ったからその分早く帰らないと。



零「A!ただいま」



なるべく冷静に、落ち着いていつも通りに家の扉を開ける。
けど、ふと家の中に違和感を感じた。
いや、1ヶ月ぶりなのもあるのかも知れないけど、何だこの違和感。



零「A?」



Aの名前を呼びながら部屋の中を探す。
Aの部屋の前に付きノックをすると扉が勢いよく開き小さな衝撃が僕の体にのしかかった。



零「えっ、なっ」


『零、私ちっちゃくなっちゃった』


零「………………………は?」



泣きそうな顔で僕の方を見る小さな子供。
小学生くらいの身長で僕の恋人と同じ口元のホクロ。
そして微かに香るお酒の匂い。

それは、目の前の子供が、僕の恋人である事を示している証だった。

新作品紹介+オススメ(必)→←10st



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (143 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
502人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 安室透 , 降谷零   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まみこ(プロフ) - 完結おめでとう〜!!あれ、私みらいさんの作品にコメントすんの何作目だろw (2022年12月11日 0時) (レス) @page42 id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みらい@マサイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mirai1212  
作成日時:2022年6月4日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。