【名探偵コナン】伊達の子供を降谷が育てるってよ

疑問を困惑 ページ29

「ねぇねぇ高木さん」


高「ん？どうかした？」


「これ本当に調査協力なの？」



高木さんと海遊館から出ると時刻は18時になっていた。
夕ご飯の時間にも早い為、近くの喫茶店に寄りコーヒーを購入し、席に座る。
そんな中、私がずっと疑問に思っていた事を高木さんに話すと私の言葉に少し考える様子を見せ
喫茶店で買ったコーヒーを1口啜る。
持っていたカップをする置き真剣な顔をこちらに向けた。



高「………実を言うと、君と1日だけ一緒に過ごしてみたかったんだ。」


「えぇっ！！？」


高「……あっ！いや！べ、別に変な意味じゃなくてだから！？」



高木さんの言葉に驚きを隠せず声が漏れる。



「えっ、や……で…だ、だって高木さんとは初めてあったのになんで！？」


高「…君のお父さんから話を聞いててね。会ってみたかったんだ。」


「お父さんから…？」


高「あぁ。」



高木さんとお父さんの部署は違うはずなのに…。
そもそも高木さんとお父さんって関わりあるのかな…。



「お父さんと高木さんの関係って……なんですか？
あまり接点のない所属部署の人がどんな経由で知り合ったのか興味あります。」


高「………ｽｰ……ﾌｩｰ…………同じ…部署の先輩なんだ。」



高木さんの言葉に頭を傾ける。
お父さんが捜査一課に居た話なんて1度も聞いたことがなかった。
そもそもお父さんから高木さんの話すら聞いたことがなかった。
今まで話が出たのは風見お兄さんと同期だった4人の話くらい……



「同じ部署の先輩って……だってお父さんは私が1歳の時から公安で働いてるんだよ？
…………た、高木さんの間違いなんじゃないの？」


高「………あっははは、そっか！僕の人違いだったのかも！」


「そ、そうだよも〜！きっとお父さんと別の人だよ…！」



笑いで誤魔化すも、さっきの高木さんの表情が頭から離れなかった。
あの顔は本気の顔だった…。
嘘を言う人間の目じゃなかった……
私が無理に話を曲げようとしたのが分かり、話を合わせてくれたのが分かった。

高木さんが言っていた同じ部署の先輩……。
もし、本当に高木さんが言っていた事が本当だったら……嘘じゃなかったら……人違いなんかじゃなかったら…………。




私のお父さんって……


































誰？

幸せ？不幸？→←嘘の調査

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す