誕生日 ページ23
「パパー！早くーー！」
零「はいはい」
グイグイと僕の手を引っ張りながら浮き足を立てている
不器用なスキップに心の中で笑いながらも足を少し早める。
少し大きくなった背中を追いかけるかのように公園に着く。
「わー！」と言いながら僕の手から離れリュックサックを放り投げ野原に顔面からダイブした。
零「はっ？えっ！A…！！？」
急な出来事に驚き急いでAに駆け寄る。
ゆっくりと身体を起こしたと思えば仰向けになり少し赤くなった鼻の先を撫でる。
「お布団みたいにフカフカだと思ったのに……」
零「び、びっくりした……」
「む〜……」
鼻の先を撫でながらムスッとした表情をしているAを横目に
持ってきたレジャーシートを広げランチボックスを置き蓋を開ける。
零「A。はい、あーん」
アルコール消毒をし、唐揚げを摘みAの方を向けてやると
匂いに反応したのか、のそっと立ち上がり目をキラキラさせ僕が持つ唐揚げをパクリと口の中にいれた。
「んぅ〜〜〜…！！」
両手を頬に添え全身で美味しいを表現する。
料理を作る側として、こうして表現してくれるのは凄くありがたい。
喜んで貰えると作りがいがある。
零「ほら、手これで拭いて一緒に食べよう。」
「んぁーい！」
僕からウエットティッシュを受け取り手を拭きながらモゴモゴと口を動かす。
箸を手渡し、両手を合わせて「いただきまーす！」と大きく挨拶をしてお弁当に箸をつける。
次々とAの口の中に消えていく。
美味しいそうに食べてくれる瞬間は、僕にとって幸せな時間だ。
そんな時間を邪魔するかのように、後ろから声をかけられた。
内心イラッとしつつも笑顔で振り返る。
零「はい、なんでしょうか…って……コナンくんか」
コ「こんにちは安室さん！それにAも」
「コナンくんだ〜。どうしたの？」
コ「安室さんを見かけたから声をかけたんだ。Aは安室さんとピクニックなんだ。」
「うん！今日はパパとずっと一緒に居られるんだ！」
コ「そうなんだ……Aは安室さんの事大好きなんだね。」
「パパが世界で一番好き！！」
コ「そっか〜…………じゃあ僕はもう帰るよ。邪魔するのも悪いから……じゃあねA、安室さん？」
零「……あぁ。気をつけて帰るんだよ。」
「コナンくんまたね〜！」
やけにすんなりと帰っていくコナンくんを見て、疑問を感じたが何かの勘違いだと思い触れない事にしておいた。
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結衣ちゃん(プロフ) - うわぁ！めっちゃ続き見たい！ (2022年5月31日 17時) (
レス) @page33 id: 8f9c69d68a (このIDを非表示/違反報告)
あ - 今日初めて読んでみて「ん？」と思ったのは最初女の子が「小学校に通っていない」部分です。小学校は義務教育なので、「親の都合で行かせない」のは義務違反、いくら降谷さんでも催促状とかきますよ。ただの小説、二次創作でもそこはちょっと気になりました。 (2022年5月31日 17時) (レス) @page4 id: ee868f894e (このIDを非表示/違反報告)
みらい@ﾏｻｲ(プロフ) - 紅祐さん» いつか飛び立つかしら…。よし、全訂正します。ありがとう😂 (2022年5月21日 6時) (レス) id: 2f0572d427 (このIDを非表示/違反報告)
紅祐(プロフ) - ポアロがアポロになってます！指摘してごめんなさい！ロケットを思い浮かべてしまいました笑笑 更新頑張ってください (2022年5月20日 23時) (レス) @page3 id: feead6792f (このIDを非表示/違反報告)
結衣ちゃん(プロフ) - 読ませていただきました！安室さんの子供じゃなくて伊達さんの子供って言うのがまたいいですね！なんか警察学校組が大好きだから嬉しい（松田刑事推しです！）更新楽しみにしています！ (2022年5月20日 17時) (レス) @page19 id: 6158c47f1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みらい@ﾏｻｲ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=mirai1212
作成日時：2022年5月11日 21時
