【名探偵コナン】伊達の子供を降谷が育てるってよ

疑い ページ22

コ「ねぇ高木刑事、ちょっと調べてほしいことがあるんだけど」



その頃、俺はと言うとある事件の目撃者として、同じ少年探偵団の小嶋元太・円谷光彦・吉田歩美の3人と警察庁へ来ていた。

一人一人の目撃情報を聴取し、俺の相手は高木刑事に当たった。
そんな俺は高木刑事にある人の調査を依頼した。



高「調べてほしいこと？」


コ「うん…。降谷零って公安の事は高木刑事も知ってるよね。」


高「あぁ、一応伊達さんの同期だったから…。よく話は聞いていたよ。」


コ「その降谷さんに子供が出来た。ってことは知ってる？」


高「えっ、ええぇえぇぇえ！あの人結婚してたの？！」


コ「そこ！そこなんだよ。奥さんの情報がひとつも出てこないんだ。
降谷さんの口から直接聞いたことがないんだけど……
それに……降谷さんとその子供降谷Aが全く似てないんだ。
もしかしたらAを降谷さんが養子に迎えたんじゃないかって。

そこで、Aに付いて調べて欲しいんだ。」


高「………私用で何も関係ない人を調査する事は禁止されているんだ。ごめんだけど…「もし……降谷さんの同期の子供だとしたら？」


高「えっ。」


コ「降谷さんの溺愛ぶりを見ていれば大切な人の大切な子だと思うんだ。
同期の中で彼女のいた伊達航……その人の子供だとしたら？」


高「で、でも伊達さんからそんな話は1度も…」


コ「成長してから高木刑事に紹介したかった。と仮定したとすればありえない話じゃない」


高「それなら伊達さんとナタリーさんの子供を降谷零に託した。って言いたいのかい君は」


コ「うん……少なくとも可能性がゼロな訳じゃない。何も無ければそれでいいんだ。
もし本当に伊達さんの子供であるなら出生届で伊達Aで登録されてるはず。
お願い高木刑事。」


高「…………わかった。調べてみるよ。」


コ「ありがとう！高木刑事」


高「…コナンくんは、なんで知りたいって思うんだい？
コナンくんからすれば、伊達さんの子供でも降谷さんの子供だとしても関係ない……。
君は、何のために真実を知ろうとしているんだ？」



高木刑事の言葉に肩を揺らす。

多分ハッキリさせたいんだと思う
Aが本当は普通の子供で、組織との繋がりが一切ない事を
組織と何らかの繋がりがあるだけで命の危険が有り得るから…。



コ「……さぁ、どうしてだろ」



答えを濁し高木刑事から視線を逸らす
そんな俺の様子を見て不思議そうに首を傾げたのが見え俺は笑顔を向けた。

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