妄想0.8秒前《米津玄師》

31 菅田くん初登場 ページ34

[米津side]

自分の部屋のソファーで寝かけていると、電話の着信音が鳴った。

煩い。

誰だろうか、電話に出ると

菅『あ〜、もしもし米津くん？』

菅田くんだった。

『ん...もしもし米津です』

菅『米津くん、寝てた？(笑)声が眠そうやん』

『うん、寝かけてた(笑)

で、どうしたの？』

菅『今さ、仕事の帰りでその辺居るから一緒に飲まへん？

もしかして忙しい？』

『忙しくないよ。飲も。』

菅『そうそう、色々話したいし、最近会ってないな思て。』

『あ、そうね〜最近会ってないね』

菅『じゃあこの前の居酒屋で待ってるわ〜』

『ん、了解』

菅『じゃあまたな〜』

通話終了のボタンを押してスマホを閉じた。

菅田くんとの会話はいつもこんなもんだ。

俺はメールとか電話は好きじゃないから、いつも一、二分で通話を切ってしまう。

Aとは何時間でも話したいけど。

さ、早く支度しなきゃ。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

『菅田くん、お待たせ。』

菅『お〜米津くん！待ってたで〜

あ、そういえば米津くん彼女出来たんやって〜？おめでとう！』

『ん、ありがと。』

菅『さ、米津くん飲も〜！』

『じゃ、ビールで』

＿＿＿＿＿＿＿＿

良い感じに酔ってきた。

これで話しやすいかな。

菅『米津くん、彼女と良い感じなんやろ？』

『え、うん』

菅『どっか行ったん？』

『あんまり行ってないかな〜

んー、家で過ごすタイプ』

菅『え、彼女とヤった？？(爆笑)』

『んえ？どーでしょ(笑)』

菅『でもさ、米津くんって意外と彼女にはSだったりするんじゃ？』

...まさか

『ないない。俺はそんな強引じゃないよ〜』

菅『楽しいだろうなあ、米津くんの彼女になれて。

告白はどっちから？？一目惚れ？？彼女の名前は？？いつから付き合ってた？？俺も今度会わしてな？』

『...そんな聞く？(笑)』

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

...菅田くんとは彼女の事しか話してなかった。

32 病熱→←作者の雑談

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す