絶対可憐チルドレン＆兵部京介―未来の2人の女王～幻の刀編～― (ページ26)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:14,853 hit

第23話/終幕ページ26

その後、バベルは撤退した
そこに残ったのは所々に傷が残るカタストロフィ号と
負傷者のパンドラメンバー

A「見事勝利っと」
瑠華「やったね！」

2人はハイタッチをし、微笑む

兵部「……君達でも船は「「直せないですよ」」…そんな能力ないか」

薗子「そんな能力あったら魔法か何かね」

薗子も兵部に微笑むと船に戻った

A「今回の仕事で手に入れたのは黄昏の刀のみ…」
瑠華「バベルもいたのに。…先が思いやられるわね」

ねえ少佐？
といった風に兵部を見つめ、ふふっと笑うと2人もまた船の中へと足を向けた

兵部「全くだな。いくら時間があっても足りないよ」

最後に残った兵部は広く晴れ渡った青空を見上げ、瞬間移動で中に入った

兵部「…さて、船は故障したので直さなければならない。マッスルの元へ向かうとしよう。真木連絡を頼む」
真木「はい少佐」

船のブリッジには三幹部にヒノミヤ、そして兵部がいた

兵部「実はもう一つやりたい事がある。力を貸してくれないか？」
その場に居るものの顔を見渡す

しばらくしてブリッジにはAと瑠華がやってきた

A「…何か用ですか？」
しかしブリッジには入らずその入口で止まっていた

兵部「まあ、ね。はやくここへおいで」
と、言われても中には入ろうとしない

瑠華「今怪我してて能力制御出来ないんですけど」
手をぐーにしたりぱーにしたりしている
真木「これを貸してやる」
A/瑠華「「これって…」」

真木が貸してくれたのは見覚えのあるESP手錠だった

それを付けた2人を後押しする様に後ろから
「さっさと行けよ。邪魔だ、ジャマ」
ヒノミヤが2人の肩を押す

A「ヒノミヤのクセに…」
とか色々悪態を付いたものの、ようやく中に入った
瑠華「で、何ですか。用って」
首を傾げる2人

兵部「さて、真木、紅葉」

その声を筆頭に真木の炭素繊維がAと瑠華の四肢に絡みつく

A「！？動けない！」
瑠華「何のつもりよ！」

騒ぎ立てるがお構い無しに次に紅葉が2人のリミッターを外し、似たようなアクセを取り付ける
また、2人の服に沢山のリミッターを取り付ける

A「おもっ」瑠華「どんだけついてんのよ」

葉「完成したぞ、じじぃ」
この声に誰もが兵部を見つめる

兵部「いい出来栄えだ。お疲れ様」
三幹部とヒノミヤを見渡すがAと瑠華は不機嫌だった

兵部「君達に仕事を与えるよ」

A/瑠華「ならもっと穏便にしろよ！！！」