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「おはよーAちゃん！」
『おはよー！』
朝。
お茶子ちゃんと挨拶を交わして歩き出した。
今度行きたいカフェや新しくできた遊園地などなど、高校生らしい会話をしながら高校に向かう。
『…なに、あのひとだかり…？』
高校に近づくと、見えてくるのはいつものおおきな門ではなく
その門を埋め尽くすほどの人だかり。
(あれ…マスコミ…？)
「オールマイトの様子について聞かせてください！」
「オールマイトの授業はどんな感じですか？」
…どうやら、オールマイトが教師として雄英高校に勤めていることについて、生徒にインタビューをしようということらしい。
その中の活発そうな女性が、私たちに話しかけてきた。
「平和の象徴が教壇にたっているということで様子など聞かせて！」
『よ、様子ですか？…んーと……近くで見るとやっぱりカッコイイですね』
「様子！？えー…と筋骨隆々！！です！」
マスコミからの質問に答え、そのまま校舎に向かっていく。
(…なんでこんなに急に…？)
マスコミがこんなに張る回、あったかな。
何度も読み返したマンガの内容を、手繰るようにして思い出す。
…もしかして、今日は、USJ…なのかな…
確かに午後からはヒーロー基礎学の時間割も入っていたはずだ。
ーーーー迫りくる、
想像した瞬間、背筋が凍るような恐怖に襲われる。
(…怖い。)
脳裏に浮かぶのは、個性を振りかざして攻撃をするおおきな男。
まるで、昔経験したことがあるような記憶。
足が震えてうまく動かない。
…怖い、怖い怖い怖い…
「Aちゃんっ！？！」
肩を揺さぶられ、はっとした。
目の前には、心配そうな表情をしたお茶子ちゃんが立っていた。
…あぁ、そんな顔しないで。
「どうしたん？…今日、なんか変やよ？」
…お茶子ちゃんは、どこまでも優しい。
私のせいでそんな顔をしているのが忍びなくて、
いつも通り元気を装う。
『…んーん、なんでもないよ。大丈夫』
だから、お茶子ちゃんは笑っててね。
そう告げると、お茶子ちゃんはぽつりと
…いなくならんとってね、と言った。
お茶子ちゃんがどうしてそんなことを言ったのかわからなくて、首をかしげた。
わたしは、大丈夫だ。
…きっと、みんなも大丈夫。
原作通りなら、誰も死なない。
大きな怪我もない。
『自信を持つことが、一番大切ですわ』
百ちゃんの言葉を思い出して、深呼吸した。
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しゅーくりーむ(プロフ) - 化け猫さん» 化け猫さんありがとうございます！嬉しすぎるお言葉…私にはもったいないです(；＿；)これからもどうぞこの小説を見守ってやってください…笑頑張ります！！ありがとうございます！！ (2017年12月23日 15時) (
レス) id: 947c5a0014 (このIDを非表示/違反報告)
化け猫(プロフ) - おもしろいです。切実に面白いです。これからもがんばってください！！ (2017年12月23日 14時) (レス) id: 8b31c3a625 (このIDを非表示/違反報告)
しゅーくりーむ(プロフ) - maya*さん» ほんとですか、ありがとうございます(；＿；)嬉しいです…！！頑張ります！！ (2017年12月8日 6時) (レス) id: 947c5a0014 (このIDを非表示/違反報告)
maya*(プロフ) - わぁ！いい話じゃないですか！これから見ていきます！更新頑張ってくださいね！ (2017年12月8日 1時) (レス) id: 6f9da94116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅーくりーむ | 作成日時：2017年12月7日 18時
