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手作り ページ3







「……はぁ」


AA。ただ今落ち込み中です。


鶴蝶「どうしたんだ?さっきからため息ばっかり」


「かくちょーーー!!実はさ…」






春千夜「ブッ!!お前そんなんで落ち込んでたのかよ!」


「うっさいヤク中は黙ってて。私は今とても悲しんでるの」


鶴蝶が他の奴らにも相談しようと言い出して、止めた頃にはもう遅かった。これもヤク中が「なになに何の話ー!」とか訳わかんないテンションで割り込んできたせいだ。許さん


竜胆「マイキーが手作りクッキー受け取ってくれなかったからって、あの人クッキー嫌いだったか?」


「クッキー嫌いな人なんているの?自信作だったのになぁ」


そう、マイキーのために一生懸命作ったクッキーを持って会いに行ったのに、渡そうとしたら「…いい、大丈夫。」と受け取って貰えなかったのだ。


鶴蝶「その渡そうとしたクッキーはどこにあるんだ?」


「あー今持ってるよ。これなんだけど、」


ポケットに入れていたクッキーの袋を取り出して3人の前に突き出す


竜胆「…自信作?」


鶴蝶「…なるほど。答えはこれだな」


春千夜「…テメェこんなゲテモノ渡す気だったのかよ」


「はぁぁぁ!?ゲテモノじゃないわ!クッキーだわ!!」


確かに私は料理とかお菓子作りとか苦手だけど、今回はかなりの自信作で、分量もきちんと測ったし焼き加減もバッチリだ。逆にどこを探したら欠点が見つかるというのか


竜胆「でもまあ見た目がアレでも味はわかんないよ」


春千夜「じゃあお前が食え」


竜胆「……今腹いっぱいだから三途が食いなよ」


春千夜「はぁぁ?オレも腹パンパンですー」


「…あのさぁ、、」


鶴蝶「俺が食べる。いただきます」


「あ!ちょっと!」


マイキーのために作ったやつなのに、気づけば鶴蝶の元に。


春千夜「ヤベェ!マジで食いやがった!」


「うっさい!鶴蝶どう…?」


鶴蝶「……ま、ずい…」








愛が籠ってる








春千夜「なァ、そろそろ機嫌直せって」


「……」


春千夜「めんどくせーたかがクッキーじゃねーか」


「し ね」


春千夜「ガーン」




九井(なんだアレ)

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作者名:みょんたん | 作成日時:2023年9月2日 2時

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