memories34 ページ2
「こんにちは〜!!」
と何故か挨拶しながら店内に入る。ジッと見据えられる感覚がして振り返るとあの少年。
「こんにちはー、コナン君♪」
「随分と呑気そうだな。」
「あらら、鬼は昼間には出ませんし。休憩も取らせてくださいよ。」
「別に、安室さんならサンドイッチ頼めば出てきてくれるんじゃない。」
「どうも、ありがとう。」
少しジト目になりつつもコナン君が答えてくれた。
「すみません〜、サンドウィッチって有りますか?」
「はーいっ!わかりました〜!安室さん〜!!」
女性の店員さんかな、安室さんに頼みに行ったみたいです。
「ご注文のサンドウィッチです。」
ニコと笑いつつも目が笑ってないので、少し怖い。
伝票を裏返すと、
『なんの御用ですか?』
と書かれていた。
んー、御用というか、
ボールペンを走らせ、返事を書いた後、サンドウィッチにかぶり付いた。
うん、やっぱり美味しい。
大正時代とは違って、学校にも行って、試験勉強もしなきゃ行けない。ノートを取り出してペンを握る。
大変、どう思った矢先に彼が居ることを思い出し、振り返るとそさくさと逃げ出そうとしていた。そんな事させないぞと言わんばかりにフードを引っ張り、私の席の隣に座らせた。
「コナン君、ここどうやって計算するかわかる〜?」
「ぼ、僕知らないもーん!!!」
嘘つけ、という目線を送ると渋々了解してくれた。ありがとうございまーす!!!
因みに彼女が帰った後、コナンは疲れた顔をして、安室はその裏に書かれた、『サンドウィッチが美味しいからです』という文章に安心していた。
刺すような、まるで射抜くような視線を持っていた彼女でも年相応な面がある事に。
446人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
U - おもろかったです! (2023年1月5日 10時) (レス) @page23 id: e315cc16fd (このIDを非表示/違反報告)
kytv - おちキャラは、無一郎君がいいです。勝手ですがお願いします (2021年8月2日 14時) (レス) id: f932f6dfae (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - 紅楓さん» コメントありがとうございます〜!!!!最近作者のリアルが忙しくて…、更新出来ていないのですが…。そう言ってもらえて本当に嬉しいです!書くエネルギーになります!!(*´∇`*) (2020年8月22日 0時) (レス) id: 59d90933a5 (このIDを非表示/違反報告)
紅楓(プロフ) - 面白いです!作者様のペースでいいので、更新頑張ってくださいね! (2020年8月21日 20時) (レス) id: 082dab1426 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼&銀狐(プロフ) - くるみさん» 恋愛もですかwまぁ、どっちみち、神作品ですから、後半待ってます!!僕は、番外編見たい派です!!くるみさん、頑張ってくださいね!! (2020年8月10日 13時) (レス) id: d5e2916806 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ