memories45 ページ14
「どこだ!?」
「Aお姉さんっ!!!」
「A……、」
公安、鬼殺隊、そしてコナンが集まっている光景は明らかに異様だった。気配が違う。
鬼殺隊の炭治郎、善逸、伊之助、カナヲ、そして玄弥を除く一般隊士と公安の降谷の部下は、この重厚感に飲み込まれているのか、ガタガタと震えていた。
だが、鬼殺隊の一般隊士もAの事を思い出し、決意を新たにしていた。
『ここ、大丈夫ですか?』
『ここはもうちょっと振り方が違って…、こっち!そうです!!』
柱稽古の中で唯一何とか耐えられた人が多い、と言うだけあり、柱の中でもAは好感度が高かった。
まぁ、彼女が少し手加減をしていたのもあるだろう。ただ、それは最初の方だけ。だんだんとレベルを上げていく事で、隊士達もいつの間にか強くなっている、と言う魔法のレッスンらしい。
型の練習は柱の中でも特に厳しいらしいが。
シィィィィィ…、と言う呼吸独特の音がし、思わず皆がその場所に釘付けになる。
『獣の呼吸… 漆ノ型 空間識覚』
「伊之助!?」
「まさか…!!」
そう、呼吸の主は獣の呼吸の使い手、嘴平伊之助。
漆ノ型 空間識覚を使う事によって感覚を研ぎ澄まし、鬼や人間、見えない場所の物を感知する事が出来る。
「Aは…、3時の方向に居るな!!ほら行くぜ紋壱!惣一郎!!」
「だからーっ!!!!善逸と炭治郎だってば!!!!助けに行くからね!!Aちゃん!!」
「伊之助は流石だな!A…、少ししか力になれないかもしれないが…、助けに行く…!!」
「A…、待っててね…。」
「A…、助けに行くからな…!」
彼女の同期達は柱よりも早く出発した。
「Aさんは、米花町のほうに居るようです。御館様。」
『わかった。伊之助のお陰だね…、あの鬼に一歩近づく為にも…、柱の指揮を頼むよ。…、しのぶ。』
「御意……、Aさん、どうか無事で居てください…!」
蟲柱、胡蝶しのぶは珍しく顔を歪めていたが、直ぐに彼女持ち前の蝶のような動きで先に出発していった5人を追った。
そして柱もその後を追い…、その後は後方を任された隊士達、そして公安が後を追って行った。
繋いできた人々の思いを胸に、鬼を滅する為、人々は夜の闇へと向かっていった。
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U - おもろかったです! (2023年1月5日 10時) (レス) @page23 id: e315cc16fd (このIDを非表示/違反報告)
kytv - おちキャラは、無一郎君がいいです。勝手ですがお願いします (2021年8月2日 14時) (レス) id: f932f6dfae (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - 紅楓さん» コメントありがとうございます〜!!!!最近作者のリアルが忙しくて…、更新出来ていないのですが…。そう言ってもらえて本当に嬉しいです!書くエネルギーになります!!(*´∇`*) (2020年8月22日 0時) (レス) id: 59d90933a5 (このIDを非表示/違反報告)
紅楓(プロフ) - 面白いです!作者様のペースでいいので、更新頑張ってくださいね! (2020年8月21日 20時) (レス) id: 082dab1426 (このIDを非表示/違反報告)
銀狼&銀狐(プロフ) - くるみさん» 恋愛もですかwまぁ、どっちみち、神作品ですから、後半待ってます!!僕は、番外編見たい派です!!くるみさん、頑張ってくださいね!! (2020年8月10日 13時) (レス) id: d5e2916806 (このIDを非表示/違反報告)
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