検索窓
今日:14 hit、昨日:3 hit、合計:14,721 hit

episode25 ページ28

.









.









.
休日の時間の流れは残酷なほどに早い。
ほんの瞬く間に過ぎ去ってしまう。



『れ〜お!おはよー』

「おう。」

佐野玲於。
私たちと同じ総務課で、同い年。
口が達者で頭の回転の速いからちょっとむかつく時もあるけど、やる時はやってくれる...と思ってる。


そもそも。普通の会社であれば男性は少ないであろう総務課に、うちの会社は男女関係なく配属されてくる。だから特段男女比の差はさほど大きくない。



『今日は?おやつ持ってる??』

これが私の日常。
朝出勤したらまずは会社のロビーで玲於を捕まえて、本日分のおやつをたかることから私の仕事は始まる。
ども、高確率...いや、ほぼ100%の確率で持ってきてくれるから内心とっても助かってる。それも私の好みをどストライクで捉えてくるから驚く。



「なんなんだよお前、毎日毎日!
自分のおやつくらい自分で買って来いよ。コンビニすぐそこだろ?」

とか言いながら、いつの全部私にくれちゃう。
ツンデレだけど優しいところもある。



そんな私たちのやり取りを見ていたようで、
「おはよう、仲がいいな2人とも。
元気とフレッシュさがあって結構。」
と、登坂さん。



ここぞとばかりに2人で声を張り上げる。
『「仲良くないです!!!!!」』


「ははっ。息ぴったりじゃねーか!」
そう言いながら歩いて行ってしまった。

episode26→←episode24 side登坂



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.0/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
72人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さえ | 作成日時:2019年5月26日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。