私、あの名探偵に目を付けられてるらしいです。 【名探偵コナン】×【鬼滅の刃】

memories23 ページ28

「ちょっと待ちなさいよ！！！！」
「待てと言われて待つ怪盗は居ませんよ！！」

もう、フードが邪魔！

隊服で動きやすいけど、フードが邪魔！しょうがないけども！んん、そう言えば……。
非常階段を登っていく内に思い出した事が一つあった。

キッドは肉体戦が苦手だと聞いた事がある。風の噂だが。屋上からバンッとドアが開け放てられた音がする。
あれ、確か屋上にも隊士は居たけど、一般隊士！！やばい！配置間違えたわ！！

でも、ここで宝石は取り返すの！！コンコンコンと後ろから皆んな(柱)も来てるみたいだし…。ガチャ、と扉を開けようとするけど、何故か開かない。
こんなもんでへこたれる訳が無いだろうと叫びたくなる気持ちを抑え、ドア半分粉砕した。

「ゲ…。」

心なしか焦っている様に見えるがどうでも良い。眠っている隊士を避けながらキッドの方へ向かう。

「さあ、返しなさい！！」

バッと手引っ掴み、顔をグッと近づける。ん？？？あの子に似てませんかね？？

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