第68章 ページ19
久しぶりに学校に来たら席が変わっていた。
それぞれ仲がいい子と隣同士で、恋人が隣っていう人もいる。
これじゃあ授業に集中できないんじゃないのって思ったけどみんながいいなら何も言わないや。
私はずっと雑談しているみんなを眺めながら先生が来るのを待っていた。
マリネットはまだ来ておらず、レディバグの事で忙しいのかそれとも単純に寝坊なのかわからないが…他の人はマリネットがいなくてもあまり気にしていないようだ。
少しは気にかけてあげてよ
マリネットが慌てて教室に入ってきたと思ったら変な動きをしながらニノとしゃべっているアルヤのところへ。
そして二人でなにやら話している
マリネットは私の隣の席らしいが
きっとアドリアンの横がいいのだろう。絶対そうだ。
なんてぼーっと考えていると先生が入ってきて私たちに言う
「みんなおはよう。もう聞いてると思うけどアチュー王国へ旅行に行ってたリラがこのクラスに戻ってきたわ」
「ただいまみんなーっ」
私は彼女の事が少し苦手だった。
私可哀想でしょうって感じがして、自分で努力するよりも先に誰かに助けを求めて甘えてるようにみえてしまう。
きっと私の偏見だろうけど。
彼女が悪い人間じゃないと信じたいけど。どうしてか信じれない。
嘘をついているようなついていないようなという感じだ。
「わぁ!一番前の席ね!授業が聞こえづらいって言ってたの覚えててくれるなんてみんなすごく優しい!」
そう言いながらクラスメイトに投げキスをする。
「耳の調子が悪いの?リラ」
腕を組みながら話すマリネット。
本当に苦手なのだろう。いや、もしかすると彼女の本心などを知っているからだろう。
周りと全く態度が違う。
「そう、耳鳴りが治んなくて。左耳でずっと音が鳴ってるの。滑走路でジャゲッド・ストーンの子猫を助けた時、飛行機のエンジンのせいで鼓膜が破れてからね」
ん、どういう状況って感じの話が出てきた。
滑走路に子猫がいたらきっとスタッフというか…助けてくれるだろうにと私は思ってしまい、つまらないなとため息をつく。
嘘つきだ。
「ジャゲッド・ストーンのペットは"ワニ"だけど」
「今のペットはそうね。でも猫アレルギーだってわかる前は子猫を飼ってたの。それより…優秀なアドリアンの隣に座れて最高。両親と旅行に行ってた分、勉強が遅れてるから取り戻さなきゃ!力になってくれない?」
そういってアドリアンにぐいっと近づくリラ。
ラッキーカラー
あずきいろ
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8
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シォ - ネタ提供東方とミラキュラス合体の話があったらなあり (8月23日 11時) (レス) id: fbfc2fba6f (このIDを非表示/違反報告)
園児ちゃん - 早く4期放送されて欲しいですよね( ; ; )とっても面白いので続き書かれるの待っています! (2022年10月2日 18時) (レス) id: 334c8a4f0e (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これ面白いです!! 続き待ってます (2022年4月14日 16時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
東雲ちゃん(プロフ) - めっちゃ楽しみです!続き待ってます! (2022年4月4日 18時) (レス) id: b74976251e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サメ@不定期マン | 作成日時:2022年1月3日 4時