第４７章 ページ48
「私は彼の気持ちを聞くのも怖いし、このままの関係がいいの。壊したくない。この不明な感情でもし崩してしまったらって考えると本当に怖くて」
私は続けて言う。
「ねぇ、アドリアン。好きって何なの？恋って何？私の気持ちは一体なんなの？」
涙が溢れたまま、私は今日初めてちゃんとアドリアンと目を合わせた。
すると、アドリアンは私に顔を近づけて、更に手を握る。
「アドリアン…？」
ぎゅっと目をつむったが特に何もなく、目を開けると同時にアドリアンは顔と手を引いた。
「今の、どんな気持ちだった？」
「え？えっと…いや、特に何も思わなかったし…なんだろう？ってなった、かな」
「もし、今のがルカだったら、どういう気持ちになる？」
私はアドリアンとルカを置き換えて想像してみた。
ただの想像なのに、それはとても現実であったかのように思え、一気に顔が熱くなった
「あぁ…えぇっと…」
「Aのその顔が僕は答えだと思うな。僕に対してはとくに変化はなかったけど、ルカに置き換えたら君の今の顔は真っ赤だよ。それが好きっていう、恋ってことなんじゃないかなって思うよ。」
アドリアンは優しく笑い、私に言う。
「僕も好きな子がいるんだ。その子がいるとすごくドキドキするし、楽しいし一緒にいたいと思うよ。Aも、そう思ったりしない？」
私はそうかもと小さく言うと、アドリアンは解決だと言って立ち上がった。
丁度良く、アドリアンの迎えの車がやってきて、ルカと話した方がいいよとだけ言われた。
それだけを私に伝えると、アドリアンは車に乗り去っていった。
私も立ち上がり、ルカに気持ちを聞くべきだと思って、走って家へと向かうことに。
息を切らしながら、数分走りようやくたどり着くと、いつものギターの音が小さく聞こえてきた。
船の家へと入り、ギターの音をたどり、ルカを見つけると、私はこぶしをぎゅっと握りながらいった。
「ルカ。」
私の声をきいたルカは、ギターをすぐ離し、私のところにきた
「A、ずっと心配していたんだ、電話も出なかったし…」
「ごめんね、ルカ。私、ききたいことがあったんだ」
「俺に聞きたいこと？」
私は深呼吸してからルカの目をまっすぐ見つめて言った。
「ルカは、私をどう思ってる…？」
私の質問に、ルカはくすっと笑って言う
「大切な友達、だよ。」
「…私、連絡しなかったのに…それでも友達って思ってくれてるの？」
「もちろんだよ。」
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ゆ - ミラキュラスいいよね〜 リラとクロエきらい あとは可愛いかっこいい優しい (7月4日 14時) (
レス) @page5 id: 2398092aad (このIDを非表示/違反報告)
サメ(プロフ) - __ne_mU_さん» コメントありがとうございます！続編にて、アドリアンとの絡みなど増やしていこうと思いますので！気長にお待ちください(*'ω'*) (2022年1月3日 14時) (レス) id: 1b37be50b1 (このIDを非表示/違反報告)
__ne_mU_(プロフ) - 読ませていただきました！ぜりアドリアンとの甘々もかいてほしいです！大変かと思いますが頑張ってくださいね (2022年1月2日 11時) (レス) id: cf7d475e3b (このIDを非表示/違反報告)
ヨル＠LGBTQ(プロフ) - 花音さん» コメントありがとうございます！少しずつ更新していきますので、気長にお待ちください！ (2021年4月21日 22時) (レス) id: 1b37be50b1 (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 初めまして続きがとても気になります( ;｀Д´)これからも応援してます(* ´ ▽ ` *)ﾉ (2021年4月21日 7時) (レス) id: b90b10892b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サメ＠不定期マン | 作成日時：2021年4月12日 13時
