第２９章 ページ30
私はルカの好きなものを見つけて少しうれしかった
まさか私の家にあるものでわかってしまうなんて。
ルカと少し話しながら、好きなものの話も交えていると
もう外は暗くなっていることに気付いた。
「あ…そろそろルカは帰らないと、だよね」
無意識に私は悲しげな顔をしてしまったようで、ルカは私の目の前にきて
頬に手を添える
「また遊ぼう。俺はいつでも待ってるし、行くよ」
温かいルカの手。
頬に触れた瞬間から私の体温は上がり気付けばかなり熱くなっていた。
「ル、ルカ…私に触れるの禁止していい？」
目をそらしながらそういうと、ルカは首をかしげる
「その、なんというか…ルカに触れられたら体温が上がって変な感じ。今まで経験したことない気持ち？というか…だから、その…」
このタイミングでルカに聞くべきなのだろうか…私をどう思ってるのか。
友達なのか、それ以上なのか
私には本当にわからない。
「俺は、君に触れたいから触れてる。知りたいからっていうのもある。一番は、僕がAを…」
そこで言うのをやめるルカ。
また今度話そうかなと言い始める
ここで教えてくれないのね！？と驚いた私だった。
玄関までルカを送り、玄関前で話しているうちに本当にさみしくなってしまって
私は扉を押さえながら、ルカの服をまた掴む
「私、こういうの初めてで、なんでかわからないけどルカとバイバイしたくないんだよね…なんだろうね、今までこんな気持ちなかったのに。ルカに出会ってから感じたことのないものがあって…」
ルカは黙って私の話を聞いてくれた。
私がさみしいということを察したのか、私を軽く抱きしめる
この前はとても動揺して恥ずかしかったけど
今の私は、ルカを抱きしめ返している。
私どうしちゃったんだ…？
パリに来てから、ルカに出会ってから調子がくるっている。
どうしてなんだろう。
私、私どうしたらいいの…？
この複雑な気持ち、ぐちゃぐちゃな脳内
解決する方法はあるの…？
ルカが抱きしめる力を緩めた時、私も力を緩めて体を離した。
「ありがとう、ルカ。もう、大丈夫。ごめんね変なこと言って」
そういうと、ルカは玄関から少し離れて言う
「Aはきっとパリに来てから初めてばかりだと思うよ。でもそれが悪いものではないこと知っておいてほしいな。」
私は首をかしげる。
ルカはそれをみてくすっと笑うと私に優しく手を振り家に帰ってしまった
私、パリに来てよかったのかも。
だって、幸せだもの。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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ゆ - ミラキュラスいいよね〜 リラとクロエきらい あとは可愛いかっこいい優しい (7月4日 14時) (
レス) @page5 id: 2398092aad (このIDを非表示/違反報告)
サメ(プロフ) - __ne_mU_さん» コメントありがとうございます！続編にて、アドリアンとの絡みなど増やしていこうと思いますので！気長にお待ちください(*'ω'*) (2022年1月3日 14時) (レス) id: 1b37be50b1 (このIDを非表示/違反報告)
__ne_mU_(プロフ) - 読ませていただきました！ぜりアドリアンとの甘々もかいてほしいです！大変かと思いますが頑張ってくださいね (2022年1月2日 11時) (レス) id: cf7d475e3b (このIDを非表示/違反報告)
ヨル＠LGBTQ(プロフ) - 花音さん» コメントありがとうございます！少しずつ更新していきますので、気長にお待ちください！ (2021年4月21日 22時) (レス) id: 1b37be50b1 (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 初めまして続きがとても気になります( ;｀Д´)これからも応援してます(* ´ ▽ ` *)ﾉ (2021年4月21日 7時) (レス) id: b90b10892b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サメ＠不定期マン | 作成日時：2021年4月12日 13時
