ページ３０ * Mizuki ページ30
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___一人取り残された部屋で、はぁ、とため息をつく。
「……何してんだろ」
自分でもどんどん歯止めが聞かなくなっているのが分かる。
……そもそも二人っきりで勉強なんて状況を作り出したのが悪かったのか、
泣かせたいわけじゃない、傷つけたいわけでも。
帰ろうにも、鍵を開けたまま帰るわけにはいかないし。
とりあえず、Aのお母さんの帰りを待とうと玄関に向かった。
*
お邪魔しました、と一礼してやっと家から出る。
頭を冷やそうと遠回りをすると、
……目に入ってしまう、Aとこの間の男の姿。
飛貴くん、だっけ？
「っ、」
影が重なって、二人の距離がゼロになる。
まるで靴の裏が地面に張り付いたように、動けなくなる。
Aに好意を抱かれていると勝手に思っていたけれど、ベクトルが違かったみたい。
……それに、さっきので “ 優しい幼馴染 ” としての好意すら粉々に打ち砕かれているだろう。
「……っダサ、」
ぎゅっと握った手のひらに爪が食い込む。
固まった足を何とか動かして家に帰る。
もっと正攻法で攻めれば良かった？
やっぱり同い年が良い？
そもそも、恋愛対象に入っていたのか？
……幼馴染なんて、先生なんて、辞めてしまいたいとやけくそに思った。
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kiyoko__KING(プロフ) - 瑞稀くんの俺様帝王感ツボです。いつも癒しありがとうございます。 (2019年4月21日 0時) (
レス) id: e9d1effcf1 (このIDを非表示/違反報告)
ろんさん - 井上瑞稀くんが好きで読んでみました。同級生とかの話もすごく好きなんですが、瑞稀先生...（言ってみたかった）..めっちゃアリだぁー と楽しみながら読んでました！アオさんのＤｉｓｔｉｎｙも読みました！とても感動しました！次の投稿楽しみにしてます！ (2019年4月15日 18時) (レス) id: e75be039f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年4月14日 16時
