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7ー13 ページ41

入院の日、検査を終えた私は病室に戻り一人になった。




コンコン



突然聞こえたノック音に返事をすればそーっと開かれた扉。

そこにいたのは白川先生だった。




白「おっす」


『どうしたの?』


白「いや、一人じゃ寂しいだろ?」




そう言いながらベッドの脇にある丸椅子を出して座った。





『別に寂しくないよ』


白「お前な…こーゆー時ぐらい甘えとけよ」


『子供じゃないもん』





そう返せばほっぺを摘ままれた。




白「可愛くねぇな、寂しいって顔に書いてある」


『いひゃい(痛い)』






離された頬を擦りながら小さい声でありがとう、と呟けば彼は満足そうに笑い、買ってきたのであろうサンドイッチを食べ始めた。









手術当日。


前「分かってると思うけど10秒くらいでだんだん眠くなるからね」


『ちょっと、待ってください』




施術台の上、いろんな機械をつけられ天井のライトが眩しく照らす。

麻酔科の前川先生の腕を思わず掴み、麻酔を止めたのは恐怖心からではない。


次、目が覚めた時には私の中から子宮は無い。
もう、子供とゆう希望は無くなる。


目を閉じて、目尻からこぼれ落ちる涙。
前川先生は私の手をつかんで、強く、優しく包み込んでくれた。






『すいません。お願いします』









うとうとと意識が遠くなる感覚に、次々と皆の顔が浮かんだ。









いつも優しくしてくれる今橋先生。


些細な悩みでも真剣に答えてくれる向井さん。


やっと頼ってくれるようになった倉崎先生。


寂しくならないよう側にいてくれた白川先生。


仕事もプライベートも相談し合える加江ちゃん。


いつも笑顔で寄り添ってくれる小松さん。


無愛想だけど本当は優しい四宮先生。


私を好きだと言ってくれた鴻鳥先生。









早く帰ろう。





皆の所に帰ろう。









早く皆に会いたいよ…。









そして私は意識を手離した。

7ー14→←7ー12



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憂留 - いえいえ!そうですよね…(涙) ; _ ; はい!頑張って下さい!!!^^ (2017年12月4日 19時) (レス) id: 8e3fd0612f (このIDを非表示/違反報告)
mama(プロフ) - 憂留さん» ありがとうございます!どんどんいなくなっちゃう泣 8話、白川先生頑張りますね! (2017年12月4日 18時) (レス) id: 6e2a5ac941 (このIDを非表示/違反報告)
憂留 - お疲れ様ですゝ 白川先生が〜 ; ; でも決意がかっこよかった…♪ 次も頑張ってくださ〜い♪♪^^ (2017年12月4日 17時) (レス) id: 8e3fd0612f (このIDを非表示/違反報告)
憂留 - うんうん!そーですね! 明日見ます!うわーーーい↑!!!!!楽しみにしてます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2017年12月1日 22時) (レス) id: 8e3fd0612f (このIDを非表示/違反報告)
mama(プロフ) - 憂留さん» 今日は白川先生の回ですね!8話はがっつり絡めるかもしれないです!笑 (2017年12月1日 20時) (レス) id: 6e2a5ac941 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mama | 作成日時:2017年11月9日 16時

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