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<まなみside>
白「ふーん、下屋加江と神谷かえ」
『同じ名前の妊婦さんか』
下「しかも同い年」
白「『へぇー』」
毎度お馴染みになってきた同期3人の休憩。
今日の話題は加江ちゃんがヘルプで行ってるこはる産婦人科の患者さん。
下「神谷さんね、旦那の転勤で引っ越してきてこっちに友達もいなくて心細かったみたい」
『おまけに入院だもんね』
下「だから私が少しでも力になれたらなって」
白「めっちゃ仲良くなってんじゃん」
神谷さんの話をする加江ちゃんはなんだか嬉しそう。
私もそんな加江ちゃんを見て頬が緩む。
『あ、ごめん。私先に行くね』
ふと中庭の時計を見たら診察時間10分前だった。
『また聞かせて』
下「うんっ、頑張って」
二人に手を振って病院に入ろうと入り口に向かえば赤西君がいた。
『赤西君』
赤「まなみ先生」
赤西君の視線の先は加江ちゃんと白川先生だった。
『気になるの?』
赤「いや…下屋先生凄いなぁと思って」
『ふふっ、いい先輩がいて良かったね』
診察が終わり医局に戻ると赤西君がいた。
パンの差し入れを持ってきてくれたみたい。
小松さんが教えてくれた。
『へぇ〜美味しそう』
四宮先生の元へ足を進めながらパンを覗くきながら呟いたら四宮先生に睨まれた。
す、すいません。
下「いただきます」
鴻「あ、ごめん」
下屋先生がパンを取ろうとしたら鴻鳥先生と手が重なったみたいで、何故か加江ちゃんは固まっていた。
鴻「あれ?下屋顔赤いぞ?」
小「え、熱あるの?」
下「いえ、ないですないです!」
鴻「大丈夫か?」
下「大丈夫です、やっぱないわ」
鴻「え?」
下「なんでもないですよ、あっ、このジャムパン美味しそう」
ジャムパンというキーワードに反応する四宮先生。
急に立ち上がり加江ちゃんからジャムパンを奪った。
四「お前にジャムパンは早い」
下「はっ?」
四「お前は…これだ」
四宮先生はテーブルに広がるパンの中から2つ撰び1つを加江ちゃんに渡した。
下「これ何も入ってないやつじゃないですか!」
ふんっと鼻を鳴らしながら戻ってきた四宮先生は私にパンを渡してきた。
『えっ』
四「早い者勝ちだからな」
渡されたパンはクリームパン。
『ふふっ、ありがとうございます』
四宮先生は何も言わずにジャムパンを食べ始めた。
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憂留 - いえいえ!そうですよね…(涙) ; _ ; はい!頑張って下さい!!!^^ (2017年12月4日 19時) (レス) id: 8e3fd0612f (このIDを非表示/違反報告)
mama(プロフ) - 憂留さん» ありがとうございます!どんどんいなくなっちゃう泣 8話、白川先生頑張りますね! (2017年12月4日 18時) (レス) id: 6e2a5ac941 (このIDを非表示/違反報告)
憂留 - お疲れ様ですゝ 白川先生が〜 ; ; でも決意がかっこよかった…♪ 次も頑張ってくださ〜い♪♪^^ (2017年12月4日 17時) (レス) id: 8e3fd0612f (このIDを非表示/違反報告)
憂留 - うんうん!そーですね! 明日見ます!うわーーーい↑!!!!!楽しみにしてます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2017年12月1日 22時) (レス) id: 8e3fd0612f (このIDを非表示/違反報告)
mama(プロフ) - 憂留さん» 今日は白川先生の回ですね!8話はがっつり絡めるかもしれないです!笑 (2017年12月1日 20時) (レス) id: 6e2a5ac941 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mama | 作成日時:2017年11月9日 16時