♪∞の女の子×WESTの末っ子♪part７

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中間 side



リハをするために楽屋からステージに向かう俺達。俺と照史が先頭に並んで、すぐ後ろにAちゃん。ほんでその後ろにシゲと神ちゃん、最後に流星、濱ちゃん、のんちゃんが並んで廊下を歩き出した。

まぁ、久しぶりに『一ノ瀬組』が復活した感じ？笑
自分で言うのもアレやけど…けっこう圧巻ちゃう？俺と照史は、ボディーガード役の若頭的なポジションで、後ろは姐さんを筆頭に、ゾロゾロとついて行く若い衆…みたいな？

だって、前から歩いて来るスタッフさん達が、俺達に気づくと一瞬ビクッとして『忍者ですか？』ってぐらいにササッと壁際に避けとるんやもん。

さっきすれ違った、Aちゃんや俺達を昔から知っとる上の方のスタッフさんがこの光景を見て『おっ!一ノ瀬組の復活かぁ？懐かしいなぁ!』って。

その言葉に照史が調子に乗って、それこそどっかの組の若頭みたいに『あざっす!あざっす!A姐さん通りやすっ!』なんてドスの効いた声でふざけて歩いとるわ…笑。

せやけど、Aちゃんはそんなんお構い無しに『おはようございまぁす!よろしくお願いしまぁす!』と一人一人に必ず挨拶をして行く。

例えそのスタッフさんが新人だろうがベテランだろうが、変わらぬ態度、変わらぬ声色、変わらぬ笑顔で。

こういうとこ、ホンマ昔から変わらん…俺だけやなくてメンバーも思ってるちゃうんかな？

ステージが近づくにつれて、スタッフさん達も多くなってきてAちゃんが挨拶をする度に女性スタッフさん達の黄色い歓声があちこちから聞こえて来る。

一「おはようございます!よろしくお願いします!」

ス『よっ、よろしくお願いしまぁす…//ｷｬｰｯ!すっごい綺麗〜!』

重「せやろぉ？ウチの姐さん、めっちゃべっぴんさんやろぉ？」

ス『顔ちっちゃ〜いっ!』

重「お肌もキレイなんやでぇ？」

ス『めちゃくちゃ脚が…長…いぃ…//』

重「せやねぇん!なんせモデルやからなぁ？」

ス『ｷｬｰｯ!小瀧姉弟見れたー!!』

重「『奇跡の姉弟』って言われてますぅ〜♪」

ス『姉弟でスタイルよすぎ…』

重「惚れたらアカンで〜!」笑

一「シゲ…//恥ずいてっ…//」

望「『奇跡の姉弟』ってなんやねん!」

重「ホンマのことやもぉ〜ん!」

一「ホンマお調子もんなんやから!」

珍しくシゲもテンション上がって、Aちゃんの美貌を皆様に絶賛自慢中。

まぁ、シゲの気持ちも"今日だけは!"分からなくもない…大好きな大好きなAちゃんが、俺達のライブに出てくれんねんもん!

仕方ない…今日だけはわかってやるよ重岡…

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