【CS】devote to you

├ ページ10

・



『豹馬、お疲れ。スポドリいるか？』


「おう、さんきゅ。」


『大会までもうすぐだな。豹馬すげー活躍すんだろうなぁ。』


「当たり前だ。世界一のストライカー目指してんだからよ。」


『そっか、愚問だったな。じゃ、俺はベンチから見守ってるわ。』


「俺と試合出れば最強なのに、残念だわ。」


『だから俺は豹馬より断然下手なんだから無理に決まってんだろ。嫌味か？おん？』


「冗談が通じねぇやつだ。嫌味じゃねえ……いでで！！つねるな！」


『はははっ！ひでー面＿＿っで！！殴るのは酷いべ！！……あ』


「方弁でてやんの……w ざまあねえなww」


『くっそ……帰りにかりんとうまんじゅう奢ってやるから今のこと忘れてくれおじょーサマ……』


「うむ、よかろう。」




『(この試合はもう豹馬の独壇場だ。いつもより速い…連戦なのにすごいな……)』


『(よし、いける……！これでシュート決めれば…！！)』


ｽﾞｻﾞｧｯｯ!!


『！？豹馬っ！！』


『(何が起こった……！？脚が…！！)』




『豹馬……！！』


「！！聖哉……」


『脚、大丈夫なのか……？』


「＿＿右膝前十字靭帯断裂。」


『…え……？』


「次、同じところをやれば選手生命は危ないらしい。」


『っ、そんな……嘘…だ…』


「ごめんな、聖哉。もう、夢＿叶えられないかもしれない＿＿。」




「おいおい天才くんww自慢の俊足(あし)はどうしたんだ〜？」


「くわっ♪」


「っ、……」


『こいつら…っ！！』


「やめろ聖哉っ……！殴ったらお前が……！」


『っ！？ぁ…ご、ごめん……悪い癖で……』





「『あ』」


「なんだよ聖哉。お前もブルーロック(ここ)に居たのかよ。」


『う、うん…マネージャーとして、ね。＿＿脚、大丈夫なのか……？』


「ああ、大丈夫ではねぇけど、また頑張ろうと思うんだ。夢をまた掴みたいからな。」


『……そっか。無理しすぎんなよ。たまに遊びに行くわ。』


「おう、待ってるぜ。」




「おーい、聖哉ー」


『なに、？』


「あれ取って。」


『はぁ！？自分で取れよ！！俺はお前の執事じゃないべ！！』


「お前が方弁べらべら喋ってるのバラすぞ？？」


『っ……！！あ”ーっ！もう分かりましたよおじょーサマ！！＿＿ほら。』


「さんきゅ＿＿あ、これ違うやつだわ。戻しといて、代わりにあれ取って。」


『っ！！！お前……！ほんっとワガママお嬢だな！！』

🌹💙→←⚽️❤️

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す