21限目 運命 ページ22
貴「…」
部屋の隅にあるカレンダーをじっと見つめた。
私の高校生活もあと少し。
そのあと生きるか死ぬかは、私次第。
ト「遅れるでー！」
貴「今行く！」
バタン、と部屋の扉を閉め、家を出た。
貴「おはようロボロ君」
ロ「おはようさん」
一人で歩いているロボロ君に声を掛けるところから、日常は始まる。
貴「昨日の怖いやつみた？」
ロ「見た見た。
あれ絶対全部合成やで」
貴「えー？
私はほんまもんやと思うけど」
ロ「あんくらいなら俺でも作れるわ」
貴「ロボロ君なら確かに出来そうやね〜
あ、けどポルターガイストはロボロ君でも出来んやろ！」
ロ「あれは糸とか使えばワンチャン」
貴「てかそもそもロボロ君は普通に現れてもカメラに映らんやろ！！」
ロ「映りますぅー！！」
貴「背伸びして？」
ロ「普通にしてても映るわ！」
鬱「おはー」
シャ「はよー」
貴「あ、おはよ〜
ねぇねぇ昨日のさぁ」
こんな日常が永遠に続く、そう思っていた。
思っていたかった。
コ「おはおは」
鬱「おはようシッマ。
お前寝癖ひどない？」
コ「え？あぁこれ？
今日寝坊して直す暇なかってん」
シャ「まぁお前はいつも寝癖みたいな髪型だから大丈夫やろ」
コ「それもそうやな！
ロボロはストレートやから寝癖やばいやろ？」
ロ「ふーん！俺は寝癖付かん寝方知っとんねん！
やから最低限の寝癖しか付かんのやで」
鬱「そんなんあるん？」
ロ「おう。
枕を後頭部よりも下にやって寝れば付きにくくなるんよ」
貴「へぇ〜」
鬱「首痛くならん？」
ロ「それは下すぎるんや」
カレンダーに赤色の斜線が増えれば増えるほど、息苦しくなった。
私は死ぬかもしれない、そう思うだけで怖くなった。
シャ「今日席替えやな」
貴「そうやっけ？」
鬱「俺ら昨日やったな」
ロ「おう」
コ「俺まだ2回しかしてへんわ」
鬱「ファ！？」
貴「やばない！？それ！」
コ「ほんまにクソやと思う」
残りの2年はどうなるんだろう。
この1年は無かったことになるのだろうか。
貴「ほなまた昼ね」
コ「おう！」
ロ「ばいばーい」
ずっと5人で、笑ってたい
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しらす(｡∀゜) - ｽ..ｽ...(ﾟДﾟ(ﾟДﾟﾉ(ﾟДﾟﾉ)ﾉｽｹﾞｰ!!! (2020年5月7日 18時) (
レス) id: 2044fe1886 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - tehutehusandaoさん» ありがとうございます！青春の感じ方は十人十色だと思いますが、あなたにとっての青春の1つとして見ていただけて嬉しいです。私も日本語があやふやになってしまいました… (2019年2月5日 7時) (レス) id: a8b7c32919 (このIDを非表示/違反報告)
tehutehusandao(プロフ) - 今更感強めですが、コメント失礼致します。今迄"青春"というものがよくわからなかったのですが、この作品を読んで｢これが青春か！｣と自分に合った答えを見つけられた気がします。本当に面白かったです。日本語が不完全ですが、お許し下さい。 (2019年2月4日 20時) (レス) id: f55ffa9d81 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - しおさん» ありがとうございます！学生時代ってほんとに一瞬ですよね。ほんと、もっと楽しめばよかった...(´・ω・｀) (2018年10月26日 19時) (レス) id: a8b7c32919 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - かんみさん» ありがとうございます！この後は皆さんのご想像におまかせします、という投げやりで…長らくお付き合いいただきありがとうございました！ (2018年10月26日 19時) (レス) id: a8b7c32919 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2018年10月20日 3時
