【2BRO.】好きになったのは私だけじゃなかった ~green~

《13》無意識 ページ13

貴「ん〜ふふふ〜！
おいひぃ〜！」


口の中でお肉がとろけて、じんわりと唾液が…


貴「やばいねここ！
いつの間にこんな焼肉屋出来たんだろ」

お「Aが行って1ヶ月後ぐらいかな。
どう？気に入った？」

貴「うん！」

お「よかった」


弟者もお兄さんも肉の美味さに目を細めている。


弟「久しぶりにここ来たけど、肉の美味さがレベルアップしてるね〜」

兄「それな」

お「あんたら今の顔そっくりだよ」

貴「流石兄弟」


おついちさんはクスクス笑いながら写真を撮った。


お「ほら、そっくり！」


グイッとおついちさんが近づき、体が密着した。

カッと全身が熱くなり、無意識に顔を下に向けた。


貴「ほ、ほんと…だね…」


隣に座ってるだけでもドキドキしてたのに…


貴「わ、私トイレ…！」


逃げるように席を立ち、トイレに向かった。


やば、この感覚久しぶりすぎて…

どう反応していいか分からない…


貴「…下手したら…前のやつより好きかも…」


人間として最低なことを言ったかもしれない。

でも、





貴「お待たせ」

お「大丈夫？」

貴「うん」

弟「次に何食べる？」

兄「俺クッパ」

貴「じゃあ私たまご雑炊！」

お「俺もたまご雑炊にしよっかな」

弟「はいよ〜」


火照った体を冷ますように、私は水を飲んだ。

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