【2BRO.】嫌いって言ってください (ページ7)

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第7話ページ7

貴「ありがとう」

「うん、おやすみ」

貴「おやすみ」

彼の車を見送り、家に入った。

重たい荷物を玄関に起き、椅子に座った。

彼はいつもそうだ。

束縛してない、したくないという割にしてくる。

私が男と一緒にいるのが分かれば怒鳴り散らすくせに、自分は女友達がわんさかいる。

貴「甘いのかなぁ、私」

弟者さんたちの連絡先も、見つかったら消されそう…

貴「お風呂入ろ…」

と立ち上がろうとしたら、スマホが震えた。

貴「…おついちさんからか」

《お疲れ様でした。
またみんなで飲みに行きましょうね！》

私はクスッと笑った。

そして、《是非！》と送り返した。

ー？「男好きかよ。ないわー」ー

貴「……」

突然頭の中で声が再生された。

…そうだよね、彼氏がいるのにこんなこと…

でも男友達や男の子といた方が気が楽だし、心の底から楽しめる。

周りの子からしたら、私は最低だ。

私はスマホ画面を下に向けて机に置いた。

今日は精神的に落ち込みやすくなってるな。

貴「明日仕事だし、早く寝よ」

こういう日は、早く寝るに限る。

時計の針はもうすぐ夜の11時時を指そうとしていた。