【2BRO.】嫌いって言ってください (ページ1)

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第1話ページ1

【弟者】

弟「久しぶりだなぁ…
ちゃんと出来るかな…」

兄「一応メンテはしてきたけど、弾詰まりとか心配だわ」

お「弾詰まったらハンドガン縛りだね」

兄「無理」

今日は久しぶりのサバゲー。

ほぼ身内で、服装は自由ということで軽装で来ている。

弟「ほんとに自由だね」

兄「それな」

お「ねねね、あそこで話してるスーツの女性誰だろ」

兄「ん？あ、ほんとだ。
俺知らないわ」

弟「俺も知らないよ？」

お「身内じゃないの？」

弟「ほぼ身内、だから知らない人もいるんじゃない？」

と話していると、

？「おーい！弟者ー！」

弟「おぉ！グク！」

一人の男性が俺に手を振りながら近付いてきた。

グ「来てくれてありがとう！」

弟「いんやぁ、誘ってくれたら行くしかないっしょ！」

グ「兄者さんとおついちさんも、来てくれてありがとうございます」

兄「いえいえ、我々も誘ってくださって嬉しいです」

お「サバゲー不足だったから丁度よかったです！」

グクは一年前に知り合ったサバゲー仲間。

歳も近かったため、意気投合し仲良くなった。

弟「そういえば、さっきグクと喋ってたスーツの人誰？」

グ「あぁ、Aのこと？」

グクはスーツの女性に手招きした。

女性はゆっくりとこちらに近づいた。

？「どうも、初めまして」

弟「ど、どうも…」

近くで見ると、なかなかの美人さんだ。

彼女は黒い髪を高く結び、赤ぶちメガネをかけていた。

運営さん…？

グ「彼女はAって言って、俺の友達。
こいつもサバゲー好きだから誘ったんだ」

貴「よろしくお願いします」

にっこりと笑う彼女。

女性の笑顔っていいよな。

貴「グクから話は聞いています。
こんな格好ですが、ちゃんと動けますので！」

ガッツポーズのように拳を固める彼女を見て微笑ましくなった。