第17話 ページ18
お「これ、どういう…」
そこで俺はハッとした。
お「まさか」
メ「まさかだよ」
Aがマフィアに入った理由。
それは両親の暗殺…
メ「世間ではまだ瑠璃月の子供は見つかっていないってことになってる。
でもそれはマフィアになったという事実を隠すため」
お「そういう事だったのか」
歪んでいた歯車がピッタシ重なった気がした。
お「メロやん、ありがとう」
メ「どういたしまして。
でも、なんでおっつんこの女を調べてたの？」
お「…幼馴染�爐世辰真有瓩世�らさ」
メ「だった？」
お「うん」
俺の顔を見て、メロやんは微笑した。
メ「ま、いんじゃね？」
《瑠璃月A》
貴「それは、ほんとなの？」
「ほんとさ！」
こだまから聞いた情報を聞いて、手が震えた。
おついちくんの所属するマフィアが、ここを攻めてくる…
貴「…いつ？」
「それはわからない…
あ、あたい、みんなに知らせてくる！」
貴「ダメよ、ボスが言うまで秘密にしないと」
「でも！」
貴「こだま、みんなに上手く言って武器の準備を。
いつ攻められてもいいよう」
「分かった！」
こだまが部屋を出ると、絶望に腰が抜けた。
その場にヘナヘナと座り込んだ。
こんな時でも、「会える」という嬉しさが湧いてきてしまう。
貴「違う、違うでしょ…」
でもどうしてだろう。
嬉しさが混じっている。
貴「攻めてくるのよ、殺されるかもしれないのに」
いちくんに会える。
会えるんだよ。
貴「私は何を考えてるの」
嬉しい
貴「違うったら！」
もうやめて
私はよろよろと立ち上がった。
と、同時に扉がノックされた、
貴「どうぞ」
「失礼するよ」
貴「ボス…」
「A、話がある」
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2018年2月28日 18時
