【A3!】夏祭りのいたずら (ページ6)

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第6夜ページ6

貴「……はぁ」

私は祠の前の石階段に座って溜息を吐いた。

同じことを繰り返して疲れてしまった。

一「大丈夫？」

貴「あ、ごめんね」

三好くんが買ってきてくれたお茶を飲んだ。

一「流石に疲れたね」

貴「うん」

両手に持ったお茶を見つめていると、カクンと首が落ちた。

一「眠いの？」

貴「あ、いえ別に…」

一「大丈夫だよ！
何もしないから！」

貴「じゃあ少しだけ…」

私はすぐに眠ってしまった。

ー三好一成ー

こっくりこっくりと隣で眠るAちゃん。

Aちゃんの為にも、はやくこの無限ループから抜け出さないとな～

監督ちゃん達めっちゃ探してるだろうし…

ごづっ、と肩にいさ小さな痛みがきた。

一「え？」

横を見ると、Aちゃんが俺の方に頭をのせていた。

おおおおっとぉ！？

これはちょっと…

いや、落ち着こう、落ち着こう！

俺は肩にかけていたカーディガンをゆっくり取り、Aちゃんにかけた。

貴「…う」

一「やば」

貴「カズ…くん…」

一「え？」

かずくん？

俺？

いやいやまさか～

一「まさかね」

俺は少しだけ笑い、目を閉じた。

俺も疲れたし、寝よ～っと…