【A3!】だらりと垂れた、充電コード (ページ3)

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3ボルトページ3

貴「…ん？」

ガバッ！と起きると、スーツを着てネクタイを正す至さんがいた。

至「あ、おはよ。
よく眠れた？」

貴「…どゆことっすか」

至「昨日の夜のこと？」

至さんは私の横髪をそっと耳にかけ、息を吹きかけるように言った。

至「腰は痛くない？」

貴「は！？」

至「嘘だよ」

パッと離れると、全身鏡で身なりを整えながら言った。

至「夜食食ってボス倒した後コテンって寝ちゃったからさ。
あ、別に変なことしてないから安心して」

貴「そうだったんですか…
寝床取ってしまってすみません」

至「気にしないで。
俺こそ徹夜させてごめんね、またよろ」

貴「任せてください」

至さんと部屋を出て、談話室に向かった。

監「あ、おはようございます、2人とも」

貴「おはよ～」

至「おはよう監督さん」

監「Aまたゲームやってたの？
目の下に大きなクマが出来てるよ」

シ「オー！目の下にビックベア、再びネ！」

綴「忘れてたのに…」

貴「久々に徹夜でゲームしたよ～
いい感じにストレス発散できた」

グーッと伸びをした瞬間、私のケータイが鳴った。

貴「誰だろ」

ディスプレイを見た瞬間、私はケータイをソファーに投げ捨てた。

貴「そい！！」

幸「な、何してんの！？」

貴「一生掛けてくんな！！」

監「はーいはいみんな早く学校行こうねー」

ディスプレイに映っていたのは、別れた元カレの名前。

せっかくストレス発散出来たのに