第36話 ページ36
ー七尾太一ー
よかったのかな、話して
ー貴「私が死んだら、さっき話したことを幸に伝えてください」ー
ー貴「全て、真実です」ー
太「Aちゃんはあぁ言ったけど…」
幸「バカ犬!!!!」
太「ワ、ワン!!!!」
突然すごい音を立てて扉が開かれた。
そこには息を切らした幸ちゃんが仁王立ちしていた。
幸「…本当だった」
太「え?」
幸「姉さんと俺、血ぃ繋がってなかった」
幸ちゃんは今にも零れそうな涙を堪えながら、俺を睨み続けた。
幸「さっき母さんに電話して聞いた」
太「…ごめんね、幸ちゃん…」
ゴシゴシと乱雑に目元を擦り、ぼそっとつぶやいた。
幸「許さないから」
太「幸ちゃん…」
幸「お前は姉さんと秘密を作りすぎなんだよ!
最後まで姉さんの隣にいたのはお前だった!
そんなのズルすぎる!!絶対許さない!!」
バン!!と扉を閉め、幸ちゃんは出ていった。
太「…へ?」
嵐みたい…
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華ヶ崎レオ(プロフ) - みこはんさん» ありがとうございます!とっっっても嬉しいです!初めはこんな結末じゃなかったので、大丈夫かなと心配でしたがそう言っていただけて安心しました!(*´-`*) (2017年8月1日 0時) (レス) id: a8b7c32919 (このIDを非表示/違反報告)
みこはん(プロフ) - 何回見ても泣けます(´;ω;`)たった36話でここまで中身の濃い小説はなかなか見ないので凄いと思いました!次の作品も楽しみにしてます。 (2017年8月1日 0時) (レス) id: af3c32f75f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華ヶ崎レオ | 作成日時:2017年7月17日 22時