第6話 ページ6
下駄箱で隠れるように皇さんと七尾さんを待っていた。
傍から見たら不審者…
その時、皇さんと七尾さんの声が聞こえた。
パッと出ていくと
天「お、A」
太「Aちゃん！！」
？「あ？」
貴「ひ、ひぃ！！」
二人の後ろにひっそりと佇む怖い人に腰を抜かした。
天「あっぶねぇ！！」
貴「ご、ごめんなさい…」
皇さんに腕を掴んでもらい、倒れるのはまぬがれたものの、私をにらみ続ける彼に意識がフワフワと浮き出した。
太「あぁ、大丈夫ッスよ！
この人は優しい人だから！」
貴「え…？」
太「兵頭十座さんって言って、俺達の1個上ッス！」
十「うす…」
貴「瑠璃川…Aです…」
十「瑠璃川？」
キッと目つきがきつくなり、再び意識がフワフワしだした。
こ、殺される…！！
十「瑠璃川って、幸の姉貴か」
貴「そ、そうれす…」
すると彼は少し会釈した。
十「椋がいつもお世話になってるっす」
貴「え、あ、はあ…」
椋って、幸と仲のいいあの子だよね…
貴「椋くんのお兄様か何かですか？」
十「いや、従兄弟だ」
貴「従兄弟…」
椋くんの従兄弟なら、いい人に間違いない。
貴「よろしくお願いします、兵頭さん！」
十「よろしく」
太「よかったッスね！十座さん！」
貴「え？」
太「さっきAちゃんのこと話したら、興味あり気に食いついてたから！」
十「おい太一」
太「ふ、ふへ」
兵頭さん、か。
きっと幸に話したら驚くかな。
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華ヶ崎レオ(プロフ) - みこはんさん» ありがとうございます！とっっっても嬉しいです！初めはこんな結末じゃなかったので、大丈夫かなと心配でしたがそう言っていただけて安心しました！(*´-`*) (2017年8月1日 0時) (
レス) id: a8b7c32919 (このIDを非表示/違反報告)
みこはん(プロフ) - 何回見ても泣けます(´；ω；｀)たった36話でここまで中身の濃い小説はなかなか見ないので凄いと思いました！次の作品も楽しみにしてます。 (2017年8月1日 0時) (レス) id: af3c32f75f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2017年7月17日 22時
