第25話 なりたい ページ25
貴「やほ」
出「あ、Aさん！
かっちゃんは？」
貴「先に帰ったよ。」
出「そっか。
お礼言いたかったんだけどなぁ」
そう微笑む出久くん。
私は出久くんと轟くんに頭を下げた。
貴「ごめんなさい」
出「え？」
貴「例え操られていたとしても、大切な仲間に怪我をさせてしまった。
ヒーローならざる行いだよ…」
出「そ、そんな！頭上げて！」
轟「A、頭上げろ」
私はゆっくり頭をあげた。
轟「お前が操られていた時、ヒーローを辞めるって言ってたんだ。」
グッ、と心臓が掴まれるような苦しさが来た。
轟「教えてくれ。
お前は今も、ヒーローになるのを辞めたいか？」
私は頭を左右に振った。
貴「ううん、ヒーローになりたい。」
すると轟くんは細く笑った。
轟「それでいい。
もう謝んな。」
貴「……ありがとう」
お茶子ちゃんの隣に椅子を置き、そこに座った。
お「そう言えば、Aちゃんのチュー、めっちゃよかったわ〜……」
貴･出「「！！」」
お「私初めてやったけど、嫌だって思わなかった…！
それに、ふにゃっとやわこかったし…」
轟「そんなによかったのか」
うっとりと話すお茶子ちゃんに、轟くんが真面目に聞いた。
私は慌てて「忘れて！お願い忘れて！！」と繰り返した。
出久くんは頬を赤らめながら笑った。
貴「そんなことはどうでもいいんだよ！！
それより、お茶子ちゃんに言いたい事があるんだ。」
お「え？」
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華ヶ崎レオ(プロフ) - 樹我 舞雪さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2017年6月10日 12時) (
レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
樹我 舞雪(プロフ) - 最高でした！他の作品も頑張って下さい！ (2017年6月10日 12時) (レス) id: 4dbed81eb1 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - 猫神さん» ありがとうございます(*´∀｀*)頑張ります！ (2017年5月9日 20時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
猫神 - 面白いです!更新頑張ってください! (2017年5月9日 16時) (レス) id: 96f1f4ba3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2017年5月7日 20時
