第20話 虚空 ページ20
全てを知ってしまった今
私の心は空っぽになってしまった。
轟「A、A！」
ガクガクと体を揺すられるが、私はぼーっと一点を見つめるだけで反応しなかった。
父「やっとこの時が来たよ。」
父の腕から、紫の霧が濃くなった。
父「A、さぁおいで。」
私はどうすればいい。
戦えばいいのか、従えばいいのか
父「A」
轟「A！」
2人が私の名前を読び、気づいた時私は
紫の霧を吸い込んでいた。
頭の中がフワー……と軽くなり、空っぽだった心が紫に満ちる。
あぁ、気持ちいいな
轟「A！目を覚ませ！
もうすぐ緑谷達が……」
貴「もーいいよ」
轟「は……？」
貴「もー、いいから」
私は轟くんの腕を払った。
貴「何もかも無駄だった。
もういいよ。
私ヒーロー辞める」
轟「そ、んなこと言うなよ…！」
貴「うるさいなぁ、辞めるっつってんじゃん」
轟「え」
轟くんの腹から、大量の血液が流れ出した。
轟「ごふっ」
私は人差し指と親指で三角を作り、轟くんの腹めがけて大きな酸素の弾を飛ばした。
轟「そ、れが…本心……かよ…」
貴「だって面倒くさくなったから。」
私は何を言っているんだ。
ヒーロー辞めたくないよ、轟くんになんてことしたの、助けなきゃ
けど体が動かなくて、言う事を聞かない…
助けて
誰か助けて！！
緑「轟くん！！！！」
その時、奥から走ってきたのは、私のヒーローだった。
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華ヶ崎レオ(プロフ) - 樹我 舞雪さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2017年6月10日 12時) (
レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
樹我 舞雪(プロフ) - 最高でした！他の作品も頑張って下さい！ (2017年6月10日 12時) (レス) id: 4dbed81eb1 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - 猫神さん» ありがとうございます(*´∀｀*)頑張ります！ (2017年5月9日 20時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
猫神 - 面白いです!更新頑張ってください! (2017年5月9日 16時) (レス) id: 96f1f4ba3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2017年5月7日 20時
