第14話 家出 ページ14
貴「ただいま」
予想通り、家の中はガランと静まり返っていた。
今のうちに荷物をまとめよう。
私は大きめのカバンの中に服や充電器などを詰めた。
貴「よし」
部屋をチラリと見て、家を出た。
外は薄暗く、少し肌寒かった。
今夜はマンガ喫茶にでも泊まろうかな…
夜の街をふらりふらりと歩いた。
もうこの時間だと、2人とも帰ってきてるよなぁ
心配してるよなぁ……
いや、私は家出してきたんだ。
はぁ……とため息を吐いた瞬間
？「A、ちゃん？」
貴「え？」
後ろから声をかけられ、振り返るとそこには
お「やっぱAちゃんやった！
こんばんわ〜」
貴「お茶子ちゃん…」
ビニール袋を持ったお茶子ちゃんが微笑んでいた。
お「こんな夜にどしたん？
それにおっきな荷物持って…」
貴「………」
私は俯き、黙り込んでしまった。
お「…言えない事情があるんだね。
よかったら、うち来る？」
貴「え？」
お「ここから近いの。」
貴「でも親御さんに迷惑が…」
お「大丈夫！
私一人暮らしだから！」
グッと拳を握って満面の笑みで私に言った。
貴「じゃあ、いいかな…？」
お「うん！」
今日初めて会ったばかりなのに、なんだか昔から友達なように感じる。
出久くんもそうだけど、居心地がいい。
お「Aちゃんはどこの高校通ってるの？」
貴「私高校行ってないの」
お「え？！」
貴「お母さんに高校は必要ないって言われたの」
お茶子ちゃんには、まだ私が
伝えられない。
もし言ってしまえば、どうなるか目に見えているから。
お「行ったほうがいいよ！
高校は素晴らしいよ〜」
貴「雄英高校に行ってみたいな〜とは思うけど、私が行けるかどうか…」
お「何言ってんの！
Aちゃんの“個性”すごいじゃん！」
貴「そうかな…」
人を殺すために生まれた“個性”だよ？
そう言いそうになった。
お「ほい！着いたよ！」
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華ヶ崎レオ(プロフ) - ゆづ林檎さん» ありがとうございます…そう言ってくださると、やってて良かった…って心の底から思います…(´；ω；｀) (2017年5月6日 23時) (
レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
ゆづ林檎(プロフ) - 安定の峰田(笑)この作品めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2017年5月6日 22時) (レス) id: 3678db9a92 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - 虚さん» ありがとうございます(∩´∀`∩)夢主ちゃんの個性はパッと思いついたものを殴り書きしたものを採用しました(*´∀｀*) (2017年4月26日 21時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
虚 - 夢主ちゃんの個性いいですね！！続き楽しみにしてますね！更新頑張って下さい！！ (2017年4月26日 21時) (レス) id: 0e313d130c (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - 柚子さん» ありがとうございます(o´艸`)頑張ります！ (2017年4月26日 19時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2017年4月24日 23時
