第4話 撫でる ページ4
ふんわりと香るスパイスの香り…
ワイワイと賑わう声…
私はゆっくり目を開けた。
真「おはよ」
貴「おはようございます…」
真澄くんはソファーの前にしゃがんで私を見ていた。
真「声出てない。
また無理した？」
貴「無理はしてないです…」
真「してなかったら声枯らしてない」
私は微笑み、体を起こした。
バサッと落ちたのは真澄くんの学校のブレザー。
やっぱりブレザーだったんだ。
監「あ、おはよう！
もうすぐでカレー出来るからね！
今日はAちゃんの喉を気遣ってドライカレーにしたよ！」
貴「ありがとうございます。」
すると、真澄くんが私の腰にしがみつくように抱きついた。
貴「真澄くん？」
真「一成と何してたの」
貴「何してたって、何もしてないですよ？」
真「ここで一緒に寝てた」
貴「それは偶然です。」
それでも納得しない真澄くんを見て、一成くんはニコニコしながら言った。
一「まっすー安心して！
俺マジAちゃんに何もしてないから！
ついそのままうたた寝しちゃっただけだし。」
真「ほんと？」
一「俺嘘つかないから♪」
真「一成に聞いてない。
Aに聞いてる」
一「ひどっ！」
私はホントですよ。と答えた。
真「……じゃあ信じる」
まるで甘える猫のようにスリスリとしながら抱く力を強めた。
犬なのか猫なのか……
私は真澄くんの頭を撫でた。
真「Aに撫でられるの初めて」
貴「そうですか？」
真「うん」
貴「真澄くん背が高くて届かないから、なかなか撫でられないんですよね。」
真「じゃあ、縮んだら毎日撫でてくれる？」
貴「縮めないでしょ？」
真「中腰になればワンチャン…」
貴「膝痛めますよ」
幸「そこのバカップル、イチャつくなら部屋行ってくんない？」
幸くんは呆れるようにため息を吐いた。
貴「あ、ごめんなさい…
ほら、真澄くん離れて」
真「やだ」
貴「真澄くん」
真「キスしてくれたら離れる」
貴「それとこれとは別です。」
真澄くんは渋々離れてくれた。
至「何気重症で笑うんだけど」
咲「ほんと学校のイメージとは真逆ですよ…」
至「何それ、マジ？
大草原だわ。」
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杏仁豆腐(プロフ) - 華ヶ崎レオさん» そうなんですね！更新待ってます。頑張ってください！応援しています！ (2017年10月10日 15時) (
レス) id: 055d45d5a8 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - 杏仁豆腐さん» コメントありがとうございます！そうですね…長い間放置しすぎてましたね…今の小説が書き終えたらまたこちらを更新していこうかなと思います！ (2017年10月10日 14時) (レス) id: a8b7c32919 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐(プロフ) - こんにちは！この作品とても面白くて何回も繰り返して読んでます！お忙しいとは思いますが更新して頂けると嬉しいです！続き楽しみにしています！ (2017年10月9日 13時) (レス) id: 055d45d5a8 (このIDを非表示/違反報告)
キタ(プロフ) - 若さん» ありがとうございます！！すごく嬉しいです…！頑張って更新せねば…！ (2017年4月16日 17時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
若 - 遊園地デート（？）も楽しみなんですが、お父様との展開がとっても気になります!!更新心から楽しみにしています! (2017年4月16日 11時) (レス) id: 0ee8e816b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2017年4月5日 20時
