今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:8,815 hit
小｜中｜大
第27話 ページ27
フロ「今日はありがとね」
貴「ん？
別にいいですよ」
フロ「あの後聞いたらジェイドのユニーク魔法で吐かせて出禁にしたって」
貴「良かったですね」
フロ「気に入られるのは悪くないけど、あーいうのは無理だなぁ」
私の髪の毛を指先で遊びながら言った。
貴「フロイド先輩」
フロ「ん？」
今、しかない。
貴「あの、よく聞いて下さい」
フロイド先輩は「なぁに？」と微笑んだ。
貴「先輩は、私のこと好きですか？」
フロ「うん。
すっげー好き」
貴「…ありがとうございます」
私は先輩の手をぎゅっと握った。
貴「先輩、私も好きです、大好きです。
後出しジャンケンみたいになってごめんなさい。
でも、ほんとに好きで…うまく、言えないけど…」
彼は大きく目を見開いた後、優しく微笑んだ。
そしておでこをコツン、とくっつけた。
フロ「待ってたよ」
貴「お待たせして、ごめんなさい」
フロ「やっと好きになってくれた」
貴「はい」
フロ「遅い」
貴「ごめんなさい」
フロ「許す」
手が離れ、体を強く強く抱きしめられた。
貴「先輩に飽きられるのが怖かったんです。
どうせ突拍子的な気持ちで言ったんだろうって思って」
フロ「そんなわけないじゃん！
小エビちゃんに飽きたことなんてないし」
貴「でも今は全然怖くない」
先輩が好きで好きでたまらない。
溢れて零れるくらい好きなんだ。
貴「フロイド先輩大好きです」
フロ「俺も小エビちゃんだーい好き」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 34人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2023年4月16日 17時
