【ツイステ】人間と人魚の恋草語 (ページ3)

今日:21 hit、昨日:5 hit、合計:8,836 hit

第3話ページ3

なに、なんなの？！

今まで私に触れることすらしなかったし、必要以上に関わらなかった先輩が…！！

貴「はぁ…」

実際、異性と付き合ったことないし何が正解か分からないけど明らかに意識し始めてるのはわかる。

あの朝の一件だけで。

貴「調子狂うな」

カチャカチャと錬金術に必要な道具を準備していた。

次は2年生との合同授業。

何組とは聞かされていない。

貴「あっ、やば」

つい手を滑らせ、ビーカーが１個落ちてしまった。

思わず目を閉じるも割れる音がしない。

フロ「セーフ」

貴「先輩！」

フロ「次小エビちゃん錬金術？
俺も〜」

先輩の手には落としたビーカーが。

気を付けなよ、とビーカーを手渡してくれた。

貴「じゃあ、先輩の組と合同なんすね」

フロ「小エビちゃん魔法使えねーのに錬金術出来んの？」

貴「出来…ません」

フロ「ははー！やる意味ねーじゃん！」

仕方ないじゃないか…

使えないものは使えないし…

フロ「ま、アザラシちゃん居るしなんとかなるでしょ？」

貴「まぁその辺は」

フロ「でも今回はアザラシちゃんとじゃなくて俺とやろうね」

貴「え？」

フロ「魔法使えなくても、俺がやったげる」

貴「…それは合同授業の意味なくないっすか？」

フロ「そーお？
でもペア決めの時俺の事選んでね、絶対」

私はしょーがないですね、と笑った。