第6話 オクタヴィネル寮 ページ6
貴「私ったら教室を間違えるなんて…！」
昼、次の授業の為移動するところで御手洗に抜けた。
そして着いた教室とは違うところでやると告げられ、慌てて向かっている。
あぁもうこの学園広すぎる！！
でも相当な資金掛かってそうよね…一体おいくらで建てられたのかしら…
私のパパのホテル何棟分？
と考え事してると
ドンッ
貴「キャッ…！」
誰かにぶつかって尻もちを着いてしまった。
貴「い、すみません…」
顔を上げると真顔でじっとこちらを見てくる長身の、男性…が…
貴「は、はひ…誠に申し訳ございません…
わた…僕の不注意で、その、あぁ」
？「…」
その人は私と同じ目線になるようにしゃがみ、はい。と教科書を渡してくれた。
？「俺の機嫌がよくてよかったねぇ、小エビちゃん」
貴「小エビ…？」
？「じゃーねー」
その人はバイバイと手を振って去っていった。
貴「あの人ってオクタヴィネル寮の…あやばい時間！」
とりあえず急がなきゃ！！
貴「セーフ！」
エ「お、やっと来た！」
デュ「今日はよく走らされる日だな」
貴「もう散々だよ…
人にぶつかって迷惑かけちゃったし」
エ「あらら〜」
グリ「Aはせっかちだからな！
視野が狭いんだゾ」
貴「よ、余計なお世話…！」
あのオクタヴィネル寮の方に後日謝罪したいのだけど、なんかなぁ…
でもそういうのは日を伸ばすと宜しくないってママから言われたし
デュ「A、A」
貴「え？」
デュ「号令…」
貴「あ、すすすすすみません！！！」
今日は散々だ
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2023年3月10日 22時
