第30話 普段通りに ページ30
エ「おいっすー」
貴「おはようエースくん」
エ「なあなあ、今日の購買のメニュー聞いた？！
ローストビーフサンドが限定100個で販売されるって話！」
貴「いいねぇ、僕の分もよろしくね」
グリ「オレ様のもー！」
エ「やだね！」
朝からやいのやいの言いながら歩いていると
フロ「おはよ、小エビちゃん♡」
後ろからギュッと抱きしめられた。
貴「ギャッ！」
フロ「何その反応、変なのー」
貴「フロイドさんいきなり抱きつくの辞めてください！
ここ学校ですから！」
フロ「学校以外なら締めてもいいんだ？」
貴「なわけないでしょ！」
神出鬼没同様の彼には毎度驚かされてばかりだ。
ただ付き合ったからと対応が変わるわけじゃないため、周りから疑われなくて済むのは助かる。
スキンシップはやめて欲しいが。
フロ「カニちゃんとアザラシちゃんもおはー」
エ「はよこざいます…」
グリ「お、おう」
フロ「で、何の話してたの？
教えて〜」
貴「お昼の話ですよ」
他愛のない会話がいつまでも楽しいと思わせてくれる彼ら。
やっぱり私はここから離れたくない。
エ「てかフロイド先輩、そろそろ部活来てくださいよ…
毎回怒られんの俺なんすよ？」
フロ「えー無理ー
今日ラウンジ手伝えって言われてるし」
貴「フロイドさんってバスケ上手い？」
フロ「体動かすの好きだし楽しーよ？
でもそもそも気分じゃない」
エ「本気出せばめちゃくちゃ戦力になるのに、これだもんなぁ…」
貴「僕フロイドさんのバスケしてるとこ見てみたい」
フロ「ほんと！？
ならやるー！小エビちゃん来るならやるー！」
貴「私今日出勤日なので、また今度で」
フロ「じゃヤダ」
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作者名：華ヶ崎レオ
| 作成日時：2023年3月10日 22時
