【学園ヘタリア】ようこそ！ヘタリア荘へ！

005号室 ページ5

貴「初めまして…」


みんなの前に立たされ、1人自己紹介をさせられる。


今日は私の記念すべき(？)転入1日目…


「Aさんは…あそこの席ね」


ふぅん…窓際の３番目か


チャイムが鳴った瞬間、私を囲むように(とくに女が)群がった。


「ねーねー！どこから来たのー？」

「そのピアス可愛いね〜！」

「目大きくて羨ましい！」

「何科に入ったの？」

「LINE交換しよっ！」


いろんな香水と柔軟剤の匂いにかき回される…

しかも真ん前の女なんかバッチリネイル&メイクしてキメてるな。

こいつが一番香水キツイぞ。


「Aちゃん？大丈夫？」

貴「あ？あぁ…ごめん」

「しっかりしなよ〜！」


と、真ん中のドギツイ女が私の頭を軽く叩いた。

崩れるんですけど…


「あんたらも順番に質問しなよ！
Aちゃん困っちゃうでしょ？」

「そうだね〜」


もしかして、この女がこのクラスのリーダー的なやつか。

なら仲良くしといて損はねぇな。


リ「うちリューカ！！
よろしくん！」

貴「よろしく」

リ「Aちゃんって、クール系？」

貴「とはよく言われるかな」

リ「うちクール系めっちゃ好き！
気に入った〜」


そりゃどーも。


リ「つかそのピアスまじ可愛いね！
どこで買ったの？」

貴「兄ちゃんのお下がりだよ」

リ「お兄さんセンス良すぎ！！
けど生徒会長に見つかるとめんどいから気をつけてね」

貴「生徒会長？」

リ「アーサーってやつ！」


あいつ生徒会長だったのか。

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