-029号室 ページ29
英「で?全て聞こうじゃないか」
貴「…」
共同スペースのど真ん中に座らされ、みんなから注目される。
視線が痛い。
貴「…ここに来る前なんだけど…」
ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜
私は普通の進学高校に通っていた。
友達もそれなりに多かった。
けど、私は不良グループと呼ばれるものに属していた。
あの3人は、そのグループの一員で私とも縁が深かったんだ。
ある日、私は一人の男子生徒に告白された。
もちろん断ったけど、その男子生徒はしつこく付きまとってきた。
それが続いて数日後、3人の女が私をいじめ始めた。
あの男子生徒は、3人の中の1人が好意を寄せていた人だったからだと聞いた。
英「女の嫉妬か…
よくある話だな」
そして、いじめが始まって1年後…
お父さんとお母さんの仲が崩壊した。
毎日喧嘩し、母の体には痣が出来始めた。
父の暴力は、私にも…
学校から帰れば父から、家を出れば学校から…
辛かった。
母は、私にここの地図を渡して行方不明になってしまった。
〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー〜ー
貴「って感じ」
伊「そっか…」
しん…と静まり返った空間…
貴「けど、それは過去だから。
私はもう気にしてないし…」
アーサーとアルフレッドとミィハが助けに来てくれたから…
貴「ここに来れて、私は変われた。
みんなには感謝してる。」
ありがとう、と笑うと、みんなも笑顔になった。
ミ「……ねぇAちゃん」
貴「何?」
ミ「…私、あなたに隠してたことがあるの」
貴「え?」
ミ「みんなも聞いてね。
Aちゃんがここにくるのは、必然的なことだったのよ」
米「なんだって?!」
じゃあ、私がここに来るのは絶対だったってこと?
ミ「私の部屋に、通してあげる」
ミィハは立ち上がり、私の肩に手を置いた。
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華ヶ崎レオ(プロフ) - えりんぎさん» ありがとう!頑張るよ〜 (2016年2月13日 12時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎ(プロフ) - ヘタリア新作待ってます!頑張ってください! (2016年2月13日 12時) (レス) id: bd7fba96f8 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - Reiさん» ありがとう!!まじか!無理すんなー (2016年1月29日 6時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - ひょこっ!!ヽ(*´∀`)ノ……ごめん!!ほんっとごめん!!!!最近全然占ツクこれなかった!!!完結おめ!!これからもファイト(*゚▽゚*) (2016年1月29日 0時) (レス) id: b5ed8e2f44 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - ドナ×3さん» ありがとう!まだ書くか考えてるけどね〜 (2016年1月27日 13時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華ヶ崎レオ | 作成日時:2015年12月31日 19時