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027号室 ページ27

英「よし、あとは帰るだけだな」

貴「うん」


?「みーっけ。
男と一緒なんだぁ?」


背中から聞こえてきた声に鳥肌が一気に立った。


英「…お前らはこの前の…」

?「どーもー。
ちょっとAちゃん借りてもいいですか?」

?「またお話したいことがあるんです」


変な汗が額から溢れる…

また、あんな、ひどい、ことを…される

笑顔でアーサーに言う彼女達の目は、もう殺人鬼のような恐ろしい目をしていた。


英「いや、また今度にしてくれないか」

?「でも、うちら今しか空いてないんです」


グイッと強く腕を引っ張られ、にったり笑った。


?「Aちゃんも、お話したいよね?」

貴「誰がお前らな…ん…」


背中に何かを突き立てられてる…

これは…何…?

耳元で一人の女が囁いた。


?「話し合わせろ。
じゃねーと刺す」


てことは、刃物?


私は詰まったように言葉が出なくなった。


?「したいって言ってるんで、借りますね」

英「お、おい!」


アーサーの言葉を無視し、強引に連れ出された。

着いたのは、近くの公園。


?「今の、彼氏?」

貴「違う」

?「ふーん」

貴「なんだよ。
今日は何しに来たんだよ」


強く睨むと、女はまた笑った。


?「なぜ私たちがお前を見つけられたか、教えてあげよーかと思ってね。」

貴「え…?」

?「スパイがいたのよ。」

?「お前の情報をこと細かく教えてくれるスパイがね。」


スパイ…?


貴「…誰だよ」

?「あら、まだ分からないの?
友達のふりしてベタベタしてきたやつのこと」

?「心当たりあるんじゃない?」



ま、まさか…

そんなはずはない…

だって!!


?「気づいたみたいね。」


女は私の予想した名前を呼んだ。


?「おいで…







リューカ…」


木の影から出てきたのは、正真正銘リューカだった。


貴「リューカ…」

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華ヶ崎レオ(プロフ) - えりんぎさん» ありがとう!頑張るよ〜 (2016年2月13日 12時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎ(プロフ) - ヘタリア新作待ってます!頑張ってください! (2016年2月13日 12時) (レス) id: bd7fba96f8 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - Reiさん» ありがとう!!まじか!無理すんなー (2016年1月29日 6時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - ひょこっ!!ヽ(*´∀`)ノ……ごめん!!ほんっとごめん!!!!最近全然占ツクこれなかった!!!完結おめ!!これからもファイト(*゚▽゚*) (2016年1月29日 0時) (レス) id: b5ed8e2f44 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - ドナ×3さん» ありがとう!まだ書くか考えてるけどね〜 (2016年1月27日 13時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華ヶ崎レオ | 作成日時:2015年12月31日 19時

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