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026号室 ページ26

次の日

学校へ行くと、リューカが半泣き状態で抱きついてきた。

クラスのみんなも「おかえり」といってくれた。

そして、1日が終わろうとしていた…


下駄箱で靴を履き替えていると


シ「ねぇ」

貴「先輩…」

シ「少し話せるかな」

貴「いいですよ」


シュウ先輩に連れられ、近くの空き教室にやってきた。


貴「どうかしましたか?」

シ「リューカちゃんから、1ヶ月も学校休んでたって心配してたから」

貴「そうですか…
ちょっと体調が優れなくて」

シ「もう大丈夫なの?」

貴「はい」

シ「よかった」


先輩は微笑むと、まっすぐ私の顔を見た。


シ「俺、Aちゃんのことが好きなんだ」

貴「…」

シ「よかったら、付き合ってくれないかな」


シュウ先輩は顔も成績も運動神経も全てがパーフェクト。

付き合って損はないだろう。


けど


貴「…ごめんなさい」


何か、違う気がする。


シ「…そっか…
ごめんね、突然告白なんてしちゃって」

貴「いえ、嬉しかったです。
ありがとうございます。」

シ「…まぁ、帰ろうか」


教室を出ていく先輩の背中は、とてつもなく小さく見えた。




英「A!」

貴「遅い」

英「悪い、生徒会が長引いた。」


その後、私は近くのコンビニでアーサーを待っていた。


英「で、何買うんだ?」

貴「醤油とハーブと紅茶のパック。」

英「それならあそこのスーパーだな」


先ほどミィハからLINEが来て、買い物を頼まれた。

だからアーサーを呼び出した。


英「どうした?」

貴「?」

英「元気ないぞ。
久しぶりの学校で疲れたか?」

貴「…うん、疲れた」


本当は、先輩の告白を断った罪悪感を感じていた。

勇気を出して言ってくれたのに


英「…あまり無理はするなよ。
何かあったら俺がなんとかしてやるから」

貴「ありがとう」

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華ヶ崎レオ(プロフ) - えりんぎさん» ありがとう!頑張るよ〜 (2016年2月13日 12時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎ(プロフ) - ヘタリア新作待ってます!頑張ってください! (2016年2月13日 12時) (レス) id: bd7fba96f8 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - Reiさん» ありがとう!!まじか!無理すんなー (2016年1月29日 6時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - ひょこっ!!ヽ(*´∀`)ノ……ごめん!!ほんっとごめん!!!!最近全然占ツクこれなかった!!!完結おめ!!これからもファイト(*゚▽゚*) (2016年1月29日 0時) (レス) id: b5ed8e2f44 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - ドナ×3さん» ありがとう!まだ書くか考えてるけどね〜 (2016年1月27日 13時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華ヶ崎レオ | 作成日時:2015年12月31日 19時

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