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022号室 ページ22

貴「がっ…!」

?「お前あんなとこに住んでたのか。」


塀に叩きつけられ、背中にビリっとした痛みが走る。

オレンジ色に光る電灯が私達を照らす。


?「何か言えよ」

貴「………」

?「探したんだよ?
うちらあれからずっと寂しくてさぁ?」


グリグリと足を踏みつけられる。

痛い…


?「そしたらあそこに住んでるって情報入ったから来てみたらマジだったからビビったわ」

貴「…あそ」

?「うちらの夜遊びに付き合ってよ」


突然髪の毛を強く引っ張られ、頬を殴られた。


?「マジウケる!!
殴られただけで倒れてやんの!!」

?「ほら立てよ!」


またこんな思いするなんて…


?「立てっつってんだろーが!!」

貴「ゔっ」


顔を踏みつけ、甲高く笑う。


?「夜って最高!
気分いいし、こーゆーことやってもバレないし…」


1人が私の服に手をかけた。

そしておもむろに引き裂き始めた。


貴「止め…!!」

?「うーわ、こんな所に痴女がいるーww
いいのかなー?こんな肌晒してwww」

?「どーせだから下着も破るか」


ビリビリ!と夜の道路に服が破れる音がする。

甲高い笑い声と、私の虚しい抵抗…


貴「………」

?「なーんかつまんないね」

?「それな」

?「骨折るのも飽きたし、あざ作るのも飽きたし、あと何する?」


聞きたくもない、そんな話…


?「ん?何その目」


再度髪の毛を掴み、顔を上げさせた。


?「言ったよね?うちらの夜遊びに付き合ってって。
まだお眠の時間じゃないよ?おーきーてー!」


べチンべチンと頬を叩かれる。


?「眠いの?
じゃあ覚まさせてあげる」


カバンから取り出したのは、炭酸飲料。


?「傷も消毒しなくちゃね」


キャップを開け、炭酸飲料を頭からぶっかけた。


貴「あああぁぁあぁ…!」


傷口に染みる…!


?「あっはっはっはっはっ!!!
おもしろーい!もっともっと!」

貴「うぅ…」

?「ねぇどうしたの?
弱虫になっちゃったの?
まだ耐えれるよね?」

貴「うぜぇ」

?「はぁ?」

貴「うぜぇっつってんだよ!」


目の前の女の顔をグーでぶん殴った。


?「…いった…
マジありえないんだけど」

?「大丈夫?!」

?「へーき。
仕返しするから…」


顔面を足で押され、後頭部を塀に打ち付けた。


?「うぜぇのはそっちだろ」


何度も、何度も、足で顔を踏まれる。


?「腹立つんだよマジで!
ぶっ殺すぞ!!」


どうせならもう…


殺して


欲しい…



そう心で呟いた。

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華ヶ崎レオ(プロフ) - えりんぎさん» ありがとう!頑張るよ〜 (2016年2月13日 12時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎ(プロフ) - ヘタリア新作待ってます!頑張ってください! (2016年2月13日 12時) (レス) id: bd7fba96f8 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - Reiさん» ありがとう!!まじか!無理すんなー (2016年1月29日 6時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - ひょこっ!!ヽ(*´∀`)ノ……ごめん!!ほんっとごめん!!!!最近全然占ツクこれなかった!!!完結おめ!!これからもファイト(*゚▽゚*) (2016年1月29日 0時) (レス) id: b5ed8e2f44 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - ドナ×3さん» ありがとう!まだ書くか考えてるけどね〜 (2016年1月27日 13時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華ヶ崎レオ | 作成日時:2015年12月31日 19時

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