016号室 ページ16
コンコン
貴「ルート、起きてる?」
独「Aか。」
…さすがだ。
綺麗すぎる…
独「どうした?」
貴「ミィハについて聞きたいんだ」
独「ミィハ?」
私は床に座り、うなづいた。
独「そうだな…
ミィハはあまり自分のことを話さないから分からんな…」
貴「ひとつも?」
独「すまない」
ルートでも謎なのか…
これはチャンスを伺って本人に聞くしかないな。
独「だが、なぜお前がミィハのことを知りたがるんだ?」
貴「気になってるだけ」
独「そうか」
貴「ルートは何してんの?」
独「これか?」
ルートはデスクにパソコンを開いて何かをしていた。
独「兄貴にレポートを送ってるんだ」
貴「兄ちゃんいたんだ。」
独「まぁな。
ギルベルトってやつなんだが」
貴「あっ!あの隣のクラスのうるさいやつ…」
独「…多分合ってる…」
あの銀髪がルートの兄ちゃん…
似てない…
独「確かAにも兄貴がいたな」
貴「…うん」
独「どんなやつなんだ?」
私はルートから目を反らした。
貴「私の兄ちゃんは、3つ上で私のことを本当に可愛がってくれたんだ。」
独「ほう。」
貴「けど、交通事故で死んだんだ。
大型トラックと正面衝突して、トラックはそのまま逃げた。
即死では無かったけど、翌日にはもう息をしてなかった。」
独「………」
貴「兄ちゃんが轢かれた原因は、トラック運転手のせいだって言ってた。
意識が無くなる前に、兄ちゃんがこのピアスを私にくれたんだ。」
独「……その、すまん…
思い出させてしまったな…」
貴「大丈夫。
もう立ち直ってるから」
私は立ち上がり、ルートにおやすみを言って部屋を出た。
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華ヶ崎レオ(プロフ) - えりんぎさん» ありがとう!頑張るよ〜 (2016年2月13日 12時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎ(プロフ) - ヘタリア新作待ってます!頑張ってください! (2016年2月13日 12時) (レス) id: bd7fba96f8 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - Reiさん» ありがとう!!まじか!無理すんなー (2016年1月29日 6時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - ひょこっ!!ヽ(*´∀`)ノ……ごめん!!ほんっとごめん!!!!最近全然占ツクこれなかった!!!完結おめ!!これからもファイト(*゚▽゚*) (2016年1月29日 0時) (レス) id: b5ed8e2f44 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - ドナ×3さん» ありがとう!まだ書くか考えてるけどね〜 (2016年1月27日 13時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華ヶ崎レオ | 作成日時:2015年12月31日 19時