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013号室 ページ13

夕方

みんなが部活でいなくなった教室に、私だけポツンと座っていた。


ケータイを開くと、そろそろ最終下校の時間だ。


私はアーサーに、一緒に帰ろうとLINEした。

教室を出て下駄箱でアーサーを待つ。

赤い夕日が校舎の中まで染める。


綺麗…


英「まだいたのか?」

貴「一緒に帰ろう」

英「お前がどうしても俺と帰りたいって言うなら帰ってやる」

貴「んじゃあいい。
バイバイ」

英「待て、置いてくな」

貴「めんどくさ」


アーサーと肩を並べて学校を出た。


英「足はもういいのか?」

貴「うん」

英「無理すんなって言っただろ」

貴「アーサーは生徒会?」

英「無視か。
んまぁ、これでも会長様だからな。」

貴「うざっ」

英「停学にするぞコラ」

貴「やめて」


途中駄菓子屋に寄り、お菓子を買ってまた歩き始めた。


英「ん?」

貴「何」

英「お前、ピアス…」

貴「やべ」


見られたか。

髪の毛で隠してたのに。


英「明日からしてくるなよ。
じゃないと取り上げるからな」

貴「意地悪」

英「うるせぇ、決まりなんだよ」

貴「兄ちゃんの形見っつってもダメか」

英「ダメだ」

貴「ならあの酒事件のこと言いふらす」

英「はぁ?!」

貴「嘘」


アーサーが何かを言いかけたのを無視し、玄関を開けた。


貴「ただいま」

英「ただいま」

ミ「おかえりなさい」

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華ヶ崎レオ(プロフ) - えりんぎさん» ありがとう!頑張るよ〜 (2016年2月13日 12時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
えりんぎ(プロフ) - ヘタリア新作待ってます!頑張ってください! (2016年2月13日 12時) (レス) id: bd7fba96f8 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - Reiさん» ありがとう!!まじか!無理すんなー (2016年1月29日 6時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - ひょこっ!!ヽ(*´∀`)ノ……ごめん!!ほんっとごめん!!!!最近全然占ツクこれなかった!!!完結おめ!!これからもファイト(*゚▽゚*) (2016年1月29日 0時) (レス) id: b5ed8e2f44 (このIDを非表示/違反報告)
華ヶ崎レオ(プロフ) - ドナ×3さん» ありがとう!まだ書くか考えてるけどね〜 (2016年1月27日 13時) (レス) id: d996b1af9d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華ヶ崎レオ | 作成日時:2015年12月31日 19時

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