【第五人格】flow down (ページ5)

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第5話ページ5

ー貴「あ、おはよう！
気持ちのいい朝ね！」ー

ー貴「ナワーブさん！ちょうどいい所に！」ー

ー貴「ナワーブさーん」ー

そいつは朝から晩まで目が合えば俺の名前を呼んだ。

ナ「あーもう」

イラ「やけに好かれてるようだね」

ナ「鬱陶しい…」

推理が終わり、ベッドに横になった。

イラ「いいじゃないか。
彼女とても面白い人だよ」

ナ「興味ねえ」

イラ「そうか…
でも、あのイソップくんでさえ彼女と会話出来てるみたいだよ」

ナ「ま、まじで！？」

さすがにそれは驚いた。

あの社交恐怖で震えるチワワみたいなやつが…

ナ「だとしても俺には関係ねーよ」

イラ「素直じゃないなぁ」

ナ「俺はいつも素直だ」

すると、突然ザザッと放送が入った。

『推理を行います。
名前を呼ばれたサバイバーは配置についてください』

イラ「最近多いね」

ナ「イベントやってっからな」

『傭兵、ナワーブ
占い師、イライ
機械技師、トレイシー
騎士、A』

ナ「ゲッ」

あいつと一緒かよ…

イラ「おやおや、初陣早いね」

ナ「めんどくせぇ」

イラ「仕方ないよ。
ほら、行こ」

俺はベッドから飛び降り、部屋を出た。