五条信者【呪術廻戦】 (ページ5)

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4.特級呪物ページ5

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「虎杖悠仁だな、呪術高専の伏黒だ」

「同じく呪術高専の百合園でーす！」

「悪いがあまり時間がない。オマエが持ってる呪物はとても危険なものだ。今すぐこっちに渡せ」

「じゅぶつ…？ていうか、喪中なんですけど」

ほら、だからもう少し後にしようって言ったのに

せっかちだな恵は

「これだ、持ってるだろ」

「んー？あーはいはい、拾ったわ」

「特級呪物、落ちてたとかヤバすぎ。笑」

「俺は別にいいけどさ、先輩らが気に入ってんだよね〜。理由くらい説明してくれないと」

「……日本国内での怪死者・行方不明者は年平均10000人を超える、」

「その殆どが人間から流れ出た負の感情、" 呪い " による被害ってわけ！！」

「呪いぃ？」

まぁ、そりゃ、にわかには信じがたい話だろう
だけどこれは紛れもない事実

「お前が信じるかどうかなんてどうでもいいんだ、続けるぞ。特に学校や病院のような大勢の思い出に残る場所は、呪いが吹き溜まりやすい」

「辛酸に、後悔に恥辱、人間が記憶を反芻する度その感情の受け皿となるからね！！」

「だから学校には大抵 " 魔除け " の呪物が置いてあった。お前が拾ったものもソレだ」

「魔除け？ならいいじゃん、なんで危険なの」

「ん〜、魔除けと言えば聞こえはいいけどより邪悪な呪物を置くことで他の呪いを寄せ付けないっていう毒を毒で制す悪習なの！」

「現に長い年月が経ち封印が緩んで、呪いが転じた。今や呪いを呼び寄せ肥えさせる餌。その中でもお前の高校に置かれていたのは特級に分類される危険度の高いものだ」

なんて恵とツラツラと説明をする
呪いだのなんだの急に言われても理解するには時間がかかる

だけど、人死にがでたらそれこそやばい

「って、恵、どうしたの〜？」

「空だ、中身がない」

「……私たちが追ってきたのは箱にこびりついた残穢だったってこと？」

「中身はッ！？」

「だァから先輩が持ってるって！！」

ヤバいことになった
私達が追ってきたのは箱にこびりついた残穢

元となる特級呪物はまたどこにあるか分からない

「ソイツの家は？！」

「知らねぇよ、確か泉区の方…、……」

「なんだ？」

「そういや今日、学校でアレのお札剥がすって言ってたな」

「……アハハ、それ、ガチ？笑」

「え……もしかしてヤバイ？」

「ヤバイなんてもんじゃない、」

「その子達、死んじゃうよ〜？笑」

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